トラブルと成長
453 トラブルと成長
6:40出勤。
今日は日直だ。
日直業務をする。
その後、学級事務をしようと思ったところで
交通指導員さんが今日お休みとの連絡が。
急遽、その方の担当場所の立哨へ。
朝からバタバタだった。
1時間目。
2.4.6年生と授業。
みんなテスト。
今日は4年生がいつもと様子が違う。
まったくテストに取り組まず
いつの間にか鉛筆と消しゴムを筆箱にしまっていた。
話を聞くと
眠くて集中できないのでやめたとのこと。
直前までドラえもんの話で盛り上がっていたのだが
あの時の元気はどこへいったのか。
指導を入れ、テストに再度取り組ませた。
2時間目。
2.4.5年生と授業。
4年生はテストの続き。
2年生は、計算ドリルの終わっていないところ。
5年生とは国語。
大造じいさんとガン。
いつも通り読みながら質問していく。
まずは題名のところ。
学習のポイントやこんな風に読みましょうというのを押さえる。
読む前には必ず押さえるようにしている。
子どもに視点を与えるためだ。
その後、本文に入る。
いくつか質問した。
狩人とは何か
今年もということは？
残雪は有名か
残雪がなかなか利口だとわかるところはどこか
大造じいさんにとって一羽のガンも手に入れられないとはどういうことか
VS残雪レベルはどれくらいか
今年こそは、かねてとあるが、残雪を捕まえたい気持ちは強いか弱いか
うなぎ釣り針作戦で残雪を捕まえたい気持ちが出ているのはどこか
作戦は成功か、失敗か
秋の日が美しく輝いているとあるが、作戦は成功しそうか失敗しそうか。
残雪のことをすごいやつと思っているか、このやろーと思っているか
こういうことを聞いては広げてを繰り返した。
少人数でレスポンスが早い分
話も熱を持った状態で広げられるし深めることができる。
文章を頼りに
ああでもないこうでもないというのが本当に面白い。
3時間目。
4年生と授業。
初雪のふる日。
5年生の時と同じように授業をしていく。
教材文を読んでいると
かた足、両足、とんとんとん
が呪いの言葉のように聞こえると言い始め
この話は都市伝説だーと興奮した様子。
確かにその通りだ笑
最終的には
怖いから、もうケンケンぱっはしない
とのこと笑
物語に入り込めていて
登場人物の気持ちや場面の展開はよく理解できていた。
ただ興奮が勝ってしまい
細かいところまで読み深めることが難しかった。
4時間目。
卒業式練習。
途中で5年生が体育館へやってきた
「先生、ちょっときてください。」
手には家の鍵をもち、背中にはランドセル。
トラブルが起きたとすぐにわかった。
話を聞くと
自分が楽しく過ごしていたのにちょっかいを出され
邪魔された上にちょっかいを出された耳が痛くなってしまった。
それが原因でキレて
後ろから体を締め付けたら
爪を立てられ反撃されたとのこと。
今までだったら荷物を全部持って
泣き叫びながら校外へ飛び出していたのだが
今回はキレながらも体育館へわざわざ呼びにきた。
その成長があまりにも嬉しすぎて
5年生は怒っているのだがこちらは泣きそうになってしまった。
ひとまず気持ちを落ち着かせ
保健室で爪のところを見てもらいつつ一瞬預かってもらう。
その間にもう1人の5年生の元へ。
教室に行くと
「先生、○○が荷物持って出ていっちゃった。」
としくしく泣きながら話しかけてきた。
こちらの話もよく聞く。
一通り話した後
面白いと思ってやったのが間違いだった。
謝りたいとすぐに口から出た。
以前は、こんなに正直に話をして
すぐに謝るという気持ちになるタイプの子ではなかった。
これもまた成長が嬉しすぎて泣きそうになった。
保健室に戻り、話を伝えると
仲直りができそうだということで嬉しい気持ちがあるのに
その気持ちを隠したいのか顔を手で覆った。
でも口は緩んでいる。
「俺も少しやりすぎたし、俺も謝ろう。」
とポツリと言った。
えっ、これもまた涙だ。
教室に戻るとすぐにそばに寄って行き
お互いに謝ることができた。
また、涙。
トラブルは絶えないが
これで子どもたちはいろいろなことを学んでいく。
もちろんトラブルが起きないように学級経営しているつもりだが
その日の気持ちやお互いの状態によっては
それが原因でトラブルになるのかというまさかのことも多い。
トラブルも成長のチャンスと捉えれば気持ちも前向きになる。
5時間目。
教室内の整理整頓。
放課後。
安全パトロール。
打ち合わせ。
学級事務。
18時退勤。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
車が花粉で真っ黄色です。
車のこんな状態初めて見ました。
