U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

教室マルトリートメント3

第3章 圧は連鎖する

 

この章では,教師が作り出している空気感について書かれていた。

教室の中での舵を切るのは教師の大きな役割である。

教師がどのような雰囲気をしているか

どのようなかかわりや指導をしているかで

教室の空気感はガラッと変わる。

担任ガチャという言葉が生まれたように

1年間同じ時を過ごす子どもたちにとって

クラスメイトと同じくらい

もしくはそれ以上に教師という存在は大きい。

担任次第でクラスが変わってしまうからだ。

 

この章の中で,特に気になったのは『こじらせ教師』というところだ。

こじらせ教師とは

経験や実績,信念などのこれまでの積み上げてきたものから

自分の主張こそが正しいと思い込んでいる圧の強い教師のことである。

色々な特徴や個性,強みを持つ教師がいて

それぞれに良さがあるのだが

それを良しとできないのである。

高圧的な指導をする教師が

自分は指導力があると勘違いしてしまうのである。

子どもたちは恐怖心から静かにしているだけで

今は静かにする場面だからとか

静かにしたほうが話がよく聞けるなとかを考えて

主体的に静かにしている訳ではない。

それを指導力があるからできていると勘違いしているのである。

私自身も

背が高くて,体が大きくて,声が大きくて,男なので

知らず知らずのうちに子どもたちが圧を感じているかもしれない。

そのことを忘れずに

子どもたちにかかわったり指導したりしなければならないと思った。

また,他の教師から何か助言をされたときに

「自分なりのやり方がありますから。」

「自分には自分のやり方がありますから。」

という言い方をする教師は,危険だということもわかった。

この言い方からわかることは

自分の指導以外を認めようとしないということである。

教室の独裁者という言葉が使われていた。

いろいろな人の意見を聞き

その中からベターな選択ができるように

柔軟に物事を考えられるようにしたい。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

夏休みも残りわずかです。

少しずつ気分が重くなります…