U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

読書記録⑤

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『人的環境のユニバーサルデザイン』についての読書記録である。

今回は、第4章 居心地のよいクラスをつくる について。

 

この章では、人的環境のユニバーサルデザインについて書かれている。

これまでのまとめである。

具体例を交えながらで想像しながら読むことができる。

具体的な事例に対し、学級づくりのポイントとして

指導例が示されているのでわかりやすい。

その中で、改めて大事だと思ったのが

不適切な行動には注目せず、適切な行動に注目するということである。

長い時間を過ごしていると

つい良くないことに目がいってしまいがちになる。

注意、指導が多くなってしまうのだ。

こうなってしまったら、子どもも教師もつらい。

真面目にがんばっている子どもたちがかわいそうである。

しかし、適切な行動に注目し続けるのは、なかなか難しい。

相当意識しなければならない。

適切な行動に注目するにも、教師の努力が必要だ。

 

また、目的を忘れてはいけないということも大事である。

何のための技術か

何のための取り組みか

そこを見失ってしまうと意味が変わってしまう。

何かを良い方向にするためにという思いで始めたはずが

途中からやること自体が目的になってしまってはいけないのだ。

 

非常に勉強になった1冊であった。

冬休みに読んでみてはどうだろう。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。