U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

読書記録②

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読書記録②

 

今回は、第1章 きっかけをつかむ について。

最初でぐっとつかまれた。

クラスで気になる子に焦点を当てるものはいくつもみるが

気になる子を気にしすぎる子に焦点を当てているのである。

「わかるわかる!いるいる!」そんな子どもたち。

これまた非常に勉強になったし、おもしろかった。

 

気になる子を気にし過ぎる子は

自分は大切にされていない、何か損をしている気がする

そんな気持ちが強いために先生に不満をぶつけている。

これはとても納得できる。

これを理解できないとその後の対応が難しくなる。

気になる子は気にし過ぎる子に近づくし

気にし過ぎる子も気になる子へ近づいていく。

それに関しても示されていた。

これはなるほどと思った。

嫌な関係ではあるが、やむを得ずというところもあることがわかった。

今まで理解が難しいところだったが、非常に納得できた。

また、最近の子どもたちの特徴について

4つ示されていた。

その中でも、気持ちの切り替え、自分に敏感で相手に鈍いのは

確かになーと思うところが多かった。

気にし過ぎる子もタイプ別に紹介されている。

それに加えて、タイプ別の対応の仕方も紹介されている。

これは非常にありがたい。

そして、何より大切だと思ったのは

気にし過ぎる子と先生がまずは向き合うことである。

やっかいもの扱いして、遠ざけていても何も解決にはならない。

自分を見てほしい、関わってほしい、認めてほしい

そう思っての行動なのである。

心を開いてくれるまで、信頼関係を構築するまでに時間はかかるが

向き合うことは必要なことである。

 

この章は、クラスをイメージできるほど具体的で

想像しながら読むことができ、非常にわかりやすい。

また、覚悟をもたなくてはとも思わされる。

どんな子どもたちであろうと向き合い、教え導かなければならない。

難しいところでもあり、魅力的なところでもある。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

また1週間がんばろう