U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

求める高さ

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特支学級記12/2 求める高さ

 

朝、いつものようにAの登校指導。

Aはご機嫌だ。

学校に戻るとBの家庭から連絡が入る。

イライラしていて学校に行くことができないという。

落ち着いてからで大丈夫だと伝えたが…

そのすぐ後に、学校に向かいましたとの連絡が。

 

1時間目。

支援級全体での自立活動。

移動の指示を出し、Bの来る昇降口へ向かう。

Bは大荒れ。

校舎内に入ると、暴言を吐きながら壁や廊下にあるものを蹴りまくる。

完全にイライラしたまま家を出されている。

本人と周りにけがが起きないように気を付けながら対応する。

何度も蹴られた。

15分ほどで怒りも収まり始め、空き教室へと移動する。

その部屋でクールダウン。

ゲームの話をしていると、気持ちがしだいに変わり

1時間目が終わるころにはいつものBになった。

教室から出ようとすると、体育館から騒々しい声が。

今度は、Aが暴れていた。

話を聞くと、他のクラスの人に3対1でいろいろとあったとのこと。

とてもがんばっているAへの挑発、そこからのトラブルは

本当にやめてほしいし、本当に悔しい。

 

2時間目。

AとBの心の安定をさせるためにコミュニケーションを図る。

3年生も交えて楽しい話題で話をする。

授業時間の半分を使い、気持ちが落ち着き始める。

3年生を優先してもよかったが

AとBの心を安定させた方がその後のメリットが大きい。

そういうことも考えて、学習をしなければならない。

人手がほしい。

 

3時間目~5時間目は省略。

 

6時間目。

委員会。

時間を決めて、活動に参加させる。

決められた時間はがんばることができた。

 

放課後、面談。

なかなかこちらの思いは届かない。

できるかぎりの支援はしている。

しかし、みんな平等にしてほしいとのこと。

いつもお世話になっておりますとはならないのだから困る。

学校がなんでもしてくれるものだと思っている。

昨年度との比較もあるだろうが…

いったいどこまで求めているのか。

求める高さがどんどん高くなっている気がする、

学校は何でも屋ではない。

どっと疲れた。

 

面談後、保護者から連絡。

下校の時にトラブルがあったとのこと。

Aがトラブル。

1時間目のことが後を引いていたらしく

3人のうちの1人と喧嘩になったとのこと。

Aは挑発にのりやすい。

それを知った上での関わり方だから本当に腹が立つ。

普段頑張っているAがかわいそうである。

ほんとに悔しい。

保護者の前で思わず涙が出てしまった。

どうしてこうも・・・

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

今日は持久走大会です。