U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

正体②

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特支学級記11/26 正体②

 

昨日から個人面談をしている。

個別の指導計画についてと来年度の在籍の確認など

情報を共有するためである。

忙しい時期だが、面談の機会があるのはありがたい。

電話連絡も頻繁にするが

やはり直接会って、顔を見ながら話ができることに勝るものはない。

 

Bの朝の渋りがちな正体がさらに分かった。

 

家で落ち着ける場所がないとのこと。

Bには年の離れた弟がいるのだが

お兄ちゃん遊んでとべったりだという。

1人でゲームをしたいときにもべったりしてきて

優しく断っているのだが

遊んでくれないとわかると弟がBを挑発する。

それでストレスが溜まる上に

お兄ちゃんなんだから我慢しなさいと親にも怒られる。

そんな状況だと面談で明らかとなった。

私も長男だから、経験があるしBの気持ちがよくわかる。

あれは相当ストレスだ。

落ち着ける場所がないのもつらい。

発達に凸凹があるため、Bにはかなりのストレスになっている。

 

Bが朝、登校してきて帰りたいと言ったり

1人にさせてほしいと言ったりする理由が納得できた。

 

そんな中で、勉強をがんばったり

苦手なことにも時間を決めて取り組んだりしているのだから

Bは相当一生懸命がんばっていたことがわかった。

ほんとにえらい。

 

 

今日の持久走大会の試走も

最初は難色を示していたが一度も止まらずに走り切った。

成長している。

 

できていること

できなくても本人ががんばっていること

苦手なことにも取り組もうとしている姿勢

子どもの気持ちをよく聞いて、うんとほめてやりたい。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。