逃走者と暴れん坊

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特支学級記１１／１２　逃走者と暴れん坊

朝、いつものようにAの登校指導。

今日は、出会った時からキレている。

話をしたい別の班が遠すぎて、話ができないらしい。

走ってきたため、班の人を２人置き去りにしてきている。

しかし、学校に着くまでにイライラが収まる。

成長した。

朝の会にも自分から行けた。

Aはそのまま交流の体育へ。

教室へ戻っていると遅刻してきたBと出会う。

教室に一緒に行こうとするとイライラしている。

それでも教室へ行く。

１時間目。

３年生と授業。

授業を始めようとしたら、Bが教室から出ていく。

３年生にはプリントをやるよう指示を出し追いかける。

階段で追いつく。

教室が3階でよかった。

話を聞くと、Eのところに行くとのこと。

Eも授業があるし、Bも授業があるから今は厳しいと伝えると

キレて暴れる。

パンチを11発、蹴りを1発。

すべて受け止めたので怪我はしなかったが、どうも様子がおかしい。

教室に連れ戻し、隣の空き教室でクールダウンさせる。

3年生は静かに勉強していた。

本当にえらい。

落ち着いたかと思ったら、教室の内線が鳴る。

嫌な予感。

Aが校庭で暴れているという連絡。

すぐに向かう。

Tボールでアウトじゃないのに、誰かにアウトと言われ

ベースまで走らずに本当にアウトになってしまったことにキレたとのこと。

バットを振り回していたらしい。

私が行ったときにはイライラしてふらふらしているだけだった。

教室に連れ戻し、話を聞く。

落ち着いて状況を話してくれた。

こういうところは本当に成長した。

3年生は静かに勉強していた。

本当にえらい。

今日は、1時間目から大変だ。

2時間目。

3年生とABと授業。

タイミングよく支援員さんが来てくれる。

毎週この時間は来てくれる。

貴重な時間だ。

週に２時間しか来てくれない。

他のクラスに入っているため仕方ないが、常に1人いてほしい…

気持ちも落ち着いてきたので

支援員さんにBをお願いする。

楽しそうに話をしていた。

3年生とちいちゃんのかげおくりを勉強する。

橋の下で目覚めるところから。

どこがうちなのかー

この「－」のあとには、どんな言葉が省略されているか問うた。

どこがうちなのかわからない。と答えた。

それぐらい空襲によって町は破壊されたことを確認する。

なくのをこらえて、ちいちゃんは泣いていますか、泣いていませんかと問う。

言葉の意味がわからないことがある。

こういうところもおさえる。

その後、ちいちゃんが深くうなずくところがある。

そこでは、

ちいちゃんはお母さんたちが絶対帰ってくると思っていますかと問うた。

みんな〇と答えた。

理由は聞くが、おばちゃんに言われてうなずいているからと

1人考えることができた。

深くという言葉に注目させ、帰ってくることを信じていることを教える。

2時間目の半分になったところで農園に行く。

大根の収穫をする。

Bは支援員さんと一緒にいるから行かないとのこと。

Aもつれて3年生と一緒に行く。

楽しく収穫できた。

業間は読書集会。

尊敬する先生が全校児童の前で読み聞かせ。

引き込まれた。やはりすごい。

休み時間。

AがBとEとトラブルになる。

キレて正門から校外へ飛び出す。

連れ戻し教室で話を聞き、指導。

3、４時間目。

3年生と授業。

落ち着いて学習できた。

Bは学習せずに工作をしている。

4時間目の最後の方に外に行きたいと言ってきた。

理由を聞くと、虫を捕まえたいから。

勉強をしていないし、3年生と勉強しているから無理だと伝える。

Bはイライラしだす。めちゃくちゃだ。

すると、内線が鳴る。

Cが音楽の授業でイライラしているとのこと。

様子を見に行く。

途中でCと遭遇し、話を聞く。

支援級でクールダウンするように伝えていると

教室にいたはずのBが中庭いる。

Cを支援級に行くように指示を出す。

Bのもとへ行く。

何をしているのか聞くと、虫を捕まえているとのこと。

教室に戻るよう伝えると、キレだす。

そうしているうちに4時間目終了。

授業どころではない。

給食もイライラしたまま食べる。

5，6時間目。

Bはまるで別人。

調子よく交流での社会の授業に取り組んでいる。

空腹でイライラしていたのかもしれない。

非常に疲れた1日だった。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。