U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

主任というポジション

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特支学級記6/29 主任というポジション

 

朝、今日も立哨する。

あいさつをしてもまったく返ってこない。

名前を呼んですると小さな声で返してくれるが

1000人近い子どもの名前を覚えることは難しい。

 

1時間目。

支援級全体での授業。

先週できなかった農園での活動を行う。

野菜も大きくなっていたが

それ以上に雑草の成長スピードが半端ではない。

雑草をとにかく抜きまくった。

私の姿を見て

何人もの子どもが一生懸命抜いてくれている。

大人が手本を示すことは大事なことだ。

嫌なことや面倒なことほど

大人がやっている姿を見せることが大事である。

 

2時間目。

全員支援級での授業。

スケジュールを組ませる。

子どもたちも慣れてきた。

が慣れてきて少しだれてきている。

いつもと声色を少し変えて冗談交じり指摘する。

月曜から指導は

子どもも安定していないから正直したくない。

だから冗談交じりの指摘だったり

同じことを真剣な顔で何度も言ったりして

ちょっとくぎを刺す。

 

3時間目。

全員交流の時間。

ABの様子を見に行くと

廊下で授業を聞いていると思いきや

2人で楽しそうに話をしている。

何も言わず視線を送るとすぐに教室の中へ入っていった。

これだけで察することができるようになったはいいが

始めからそうしてほしいところだ。

他の教室も様子を見に行く。

CDEはそれぞれの場所でよくやっていた。

 

4時間目。

全員交流の時間。

 

昼休み。

今日も鬼ごっこ

今日は外に行くのが遅くなってしまいもう始まっていた。

ABの交流担任が一緒にやっていたのだ。

交流クラスの女子も参加している。

クラスで遊べてよかった。

 

5時間目。

ABの図工。

下書きをペンでなぞった。

あっという間に終わった。

少し間違えるとイライラしだすA。

発達障害の子どもたちは

失敗への抵抗感が非常に強いことがある。

作業のハードルを下げるか

失敗しても気にならない安心できる環境やメンタルを

作らなければならない。

どちらも作るよう努めなければならないが

気持ちの面は非常に難しいところである。

昨年度1年間でだいぶ改善されたのだが

まだまだ繰り返し指導していくしかない。

 

6時間目。

ABCDと授業。

Aが授業の途中で水筒を机から落としてしまう。

その音に驚く子どもたち。

水筒の中身が少しこぼれてしまった。

すぐにキッチンペーパーを取りに行き

みんなが拭いてくれる。

なんとも友達思いで優しい子どもたちだ。

温かい光景がそこにはあったのだが

そんな中、Aは自分の水筒にキレていた。

ありがとうも言わずに

水筒を洗ってくると言って教室を出ていってしまう。

月曜ということもあり気持ちが安定していないようだ。

その日のうちに指導するのは難しいと思い

とりあえず笑顔で下校できることを目標にする。

A以外の子どもたちには

行動をほめ、価値づけた。

また、Aのことをよくわかってくれていてありがとうと伝えた。

 

下校。

並ぶ前にCにいじわるをしている。

視線を送ると止めたが、一言注意する。

またちょっとキレるが

自分が悪いことをわかっているのでぶつぶつ言いながらも

その場にとどまる。

その後、他の先生や私と話してなんとか表情が柔らかく帰っていった。

 

放課後。

今日の登校についての問題があったとのことで

担任ではないが交通の主任なのでご迷惑をかけた方に連絡をする。

指導したのは、その子の担任なのだから

私が電話するのではないのではないかとも思ったが

その担任から頼まれてしまったので電話する。

腑に落ちないが、これが主任というものなのだろう。

主任から電話が来た方が

向こうも安心するのだろうか。

ちょっともやっとして1日が終わった。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

最後は愚痴になってしまいました。

子どもも大人も

肉体的精神的に疲れてきています。