U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

4連休だからまとめました①

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4連休だからまとめました①

 

かなり久しぶりに記事を書く。

学校が再開し、とにかく忙しい毎日だった。

消毒作業、掃除、感染防止に努めるための配慮や声掛けなど

体力的にも精神的にも疲労困憊である。

少し時間ができたので

先日学校でやった勉強会の内容を載せたいと思う。

 

支援が難しい子どもたちの対応について話をした。

 

コロナの影響で、制限のある毎日を過ごしている。

その上、遅れた学習を取り戻すために、朝から帰りまで学習学習の毎日。

私たち教師も心身の疲労がとてつもないが

子どもも同じように心身ともに疲れ切っている。

不安や不満が不安定につながっている。

教室に入れる子もいれば、入れない子もいる。

静かに過ごすことができる子もいれば

ストレス発散のために屋内で騒いでいる子もいる。

すべてがぎりぎりのラインでどうにか回っている状況だ。

こんな状況だと、子どもたちはいろいろな行動を見せ始める。

そんな子どもたちに、どのように対応したらよいのか

私の学びと経験に基づいて示したいと思う。

 

①相手の思いを聞く。

「どうしたの?」とまずは聞く姿勢が大事だ。

当たり前のことである。

ここで子どもが口を開いたら、丁寧に話を聞く。

そのときのポイントは

・相槌を打つこと

・子どもの思いを復唱しながら共感すること

具体的に

「○○が嫌なんだね。先生も○○さんと一緒でそれは嫌に感じるよ。」

のような感じである。

そして、子どもが話終えたら「○○さんは、どうしたい?」と

子どもがどうしたいのかを聞くのである。

次の行動をイメージさせ、自己決定させるのだ。

先生にこうしなさいと言われることが嫌な子どももいる。

高学年ならなおさらだ。

だから、どうしたいのかを子どもに投げかけることで

子どもたちに

「先生は自分を尊重してくれている」という印象を与えることができる上に

自分で言った手前やらざるを得ないという拘束力も生まれる。

私たちが言うよりも自分で言ったことの方が、実は拘束力は高いのである。

そして、できたときには事実を認めてやればよい。

~トラブル対応時には~

同じように話を聞くのだが、話の進め方が変わってくる。

事実確認をすることは、言うまでもない。

そこからの指導の仕方が大事になってくる。

多くの人は「どこがいけなかったと思う?」と

悪い行動を考えさせる言葉を使う。

悪いことをしたのは事実だが

支援が難しい子どもはそれを受け入れることができなかったり

話すのを拒んだりする傾向にある。

私は、「次、失敗しないようにするにはどうしようか。」と

一緒に防止策を考えるスタンスをとるように意識している。

子どもの側にすっと入り込むことで

意図的に安心感を与え、支援しながら指導することができるのである。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

明日は、②です。

お時間があるときに読んでいただけたらと思います。