U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

トラブルと感動

385 特支学級記2/16火 トラブルと感動

 

 

朝、いつものように立哨。

晴れていることのありがたみを感じる。

当たり前であることに感謝の気持ちをもちたいものだ。

 

立哨が終わり教室へ向かうと

いつもとどうやら状況が違う。

Eと他の支援級の3年生がトラブルになったようだ。

いつもは仲良くしているのだが

こういうことになるのは珍しいことではない。

Eから話を聞くと

朝から他の支援級に遊びに行き

そこで2人で戯れていて気持ちが盛り上がって追いかけっこに発展した。

そのまま私の支援級に来たら3年生の気持ちが爆発してしまい

取っ組み合いになりAが止めて、3年生をクラスに連れていってくれたとのこと。

Aの行動に感謝しかない。

Eもイライラしながらも状況を話せたのは偉かった。

Eの表情を見ながら行動を振り返る。

自分が一番嫌だったこと、これはまずかったなと思うところを聞いた。

イライラポイントと自分の反省すべきところをE自身がよくわかっていた。

E自身が反省するべきところと私が反省してほしいところが一致していたので

こういうところでも成長を感じた。

 

1時間目。

Eとの話。

話のあと、世間話をし、気持ちを落ち着ける。

1時間目の最後に3年生のところに話に行った。

Eからの話をもとに状況を確認する。

おおむね合っていた。

3年生にはEが悪かったと思っているところから話し

その後に一番嫌だったことを伝えた。

情緒面に課題のある子どもには話す順番がポイントだ。

落ち着いて話を聞くことができ

その後、自分もここが悪かったと反省し

手を先に出してしまったから、僕から謝りたいと言ってくれた。

ここまでお互いで思っていればもう解決だ。

 

2時間目。

ABと授業。

宿題と宿題直し。

その後、国語の教科書を学習する。

6年間の思い出を聞く。

修学旅行や支援学級で行ったキッザニアが出てきた。

驚いたのは、昼休みの鬼ごっこと週2回の支援級での給食も思い出だということだ。

日常の何気ないことを6年間の思い出と言ってくれたのは

涙が出るほど嬉しかった。

毎日子どもたちと真剣に向き合ってきてよかったと思えた瞬間だった。

 

休み時間。

昨年担任していたクラスの子のところへ

ABEと4目並べ遠征に出かける。

さすが5、6年生。

4年生に圧勝していた。

楽しいひとときだった。

 

3時間目。

Eと授業。

Eが朝の会に行けなかったので

一度交流へプリントを取りに行った。

戻ってくると社会のテストを嬉しそうに持っている。

どうしたのか聞くと

95点だったととても嬉しそうに報告してくれた。

テストでいい点数が取れると嬉しいものだ。

私まで嬉しくなった。

その後、宿題と国語の教科書を学習した。

音読をしながら、言葉や文章についての問題を出す。

文章の中から言葉を見つけ、答えることができた。

また、文章から想像して答えることができた。

国語の学習では、考えさせることが大切だと思っている。

 

4時間目。

全員での授業。

宿題と宿題直し。

終わった人は各々好きな学習に取り組んでいる。

ABは社会の新聞作り、CDは算数プリント、Eは漢字のドリル。

4時間目は、仲直りした3年生と昨年担任した他の支援級の6年生も一緒に学習した。

3年生も6年生も算数のプリントに取り組んだ。

私は、教室内をぐるぐると歩きながら

それぞれの様子を確認し

丸をつけたりアドバイスをしたりと動き回っていた。

みんなが一生懸命に取り組んでいた。

 

昼休み。

今日も新登校班編成。

今日も素早く終わった。

先生方に感謝したい。

 

5時間目。

CDEと授業。

CDは国語の教科書、Eは算数のプリントに取り組んだ。

疲れたので割愛(笑)

 

6時間目。

全員交流の時間。

後半にEが戻ってくる。

Eと一緒に話をする。

今日の出来事について最初は話していたのだが

そのうち学校についての話になる。

なぜ、学校には

好き勝手なことをしてしまう人がいるのか。

E自身も昨年度は荒れていたのだが

その時の自分を分かった上で話をしていた。

Eによると

1学期はどんな先生なんだろうと緊張しているから大人しい。

ただ、1学期のうちにどこまでが許されるのか試しているらしい。

少しサボったり悪いことをしたりして先生の反応を見ていたと言っていた。

2学期になって

あまり怒らない先生だったり怒られても怖くない先生だったら

自分の気持ちややりたいことが強くなってしまいやってしまうと言っていた。

だから、ダメなことをした時にはきちんと叱らないとダメだし

何かをサボったら後で必ずやらせるようにしないとダメだと話してくれた。

そうでないと自分みたいにどんどん調子に乗ってしまうと。

今は、先生がきちんと怒ってくれるし怒ると怖いの分かってるから

ちゃんとやろうと思って頑張ってるんだとも話してくれた。

だから怒られるのは嫌だけど

先生たちはちゃんと怒らないとダメだと思うと最後には言ってくれた。

まさか担任している子どもから

こんな話を聞けるなんて思ってもみなかった。

荒れている時の自分をしっかりと見つめ直し

今の自分と比較できているEがすごいし

こんなにも立派になったんだなと感動した。

と同時に褒めるだけじゃなくて

ダメなことはきちんとダメだと毅然とした態度で指導することの大切さも

改めて考えさせられた時間だった。

本当に貴重な時間だった。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

昨日の夜、clubhouseを立ち上げて

ブログを書きながら30分と時間を決めてやってみましたが

聞きにきた人は0人で静かな環境で集中してブログが書けました(笑)

残り3日も頑張ります。