U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

スポーツフェスティバル

414  スポーツフェスティバル

 

 

先週は大きな学校行事である

スポーツフェスティバルがあった。

その日を振り返りたいと思う。

 

朝、5時出勤。

雨が心配されたためこの時間に出勤。

雨はそこまで降らずラインもしっかり残っていた。

体育主任と一緒にラインをなぞったり準備の確認をしたりする。

現在の勤務校に5年勤めていて

ずっと体育関係の仕事に関わってきたので

副主任でもないが一緒に最終確認をした。

 

7時半前に子どもたちが登校してくる。

5年生の1人が不機嫌だ。

「ママ来るって言ってたのに、今日、仕事で来ないから、何もやらない。」

と言って、全く準備をしない。

その話題に少し触れつつ

全然違う話題を振って気を紛らわせる。

こういう時はまずは気持ちを低いところから少しでもあげることが大切だ。

どうにか気分を戻し

体育着に着替えて外へ向かう。

その間に保護者に連絡。

遅刻しそうだったから、早く家を出させるために

仕事着に着替え、仕事に行くふりをしただけで

スポーツフェスティバルには来るとのこと。

こういった方法はできればやめてもらいたいが

家を時間通り出してくれただけでよしとする。

そう私自身の気持ちをカバーする(笑)

こういう心の持ち方も大事。

親が来ることを5年生の子どもに伝えた。

これでまた少しやる気になったが

母親の姿を見るまでは本気にはならないだろう。

 

スポーツフェスティバルが始まる。

1、2時間目が2、3、5年生

3、4時間目が1、4、6年生が競技を行う二部編成で行われた。

一部がやっている時には、二部の子どもたちは授業だ。

一部の演技が始まるが子どもたちの支援をしながらも

5年生の保護者を探す。

たくさんの保護者がいる中でどうにか見つけた。

日頃の私の行いが良いからだろう(笑)

すぐに5年生の子どものところへ戻り

保護者のいた場所の方を指差す。

保護者も気付き、こちらに手を振った。

5年生復活!

これでもう安心だ!

ずっと走らないと言っていた徒競走も走ることができた。

他の子どもたちも徒競走にもダンスにも参加でき

最後まで一生懸命、諦めずに取り組むことができた。

悔しくて気持ちが落ちていたり泣いていたりする子どももいたが

最後までやりきったことが何よりも素晴らしいことを

その子どもたち一人ひとりのところに言って話をした。

スポーツフェスティバル前日にその話をしていたこともあってか

お互いの頑張りを讃える姿が見られた。

5年生のことを見ていた6年生が

「○○くん、最後まで頑張ってたね!」

そう声をかけていたのである。

こんなにも嬉しいことはない。

すぐに6年生をほめ

頑張ってよかったこと、必ず誰かが見ていることを5年生に伝えた。

「全然頑張ってないし」

と5年生は言っていたが、照れていたので嬉しかったのだろう。

大人が褒めるよりも子ども同士で褒めた方が

こういうときには効果が大きい。

 

どの学年の走りもダンスも感動した

素晴らしいスポーツフェスティバルだった。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

土日はゆっくり休もうと思います。