U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

これだからおもしろい

410 これだからおもしろい

 

怒涛の4月が終わった。

毎年思うが

どうして年度はじめはこんなにも忙しいのか。

何十年と続いている教育現場で

もっと効率的に、生産性の高い方法はないのだろうか。

 

新しいクラスにも慣れてきたこともあって

子どもたちの緊張もほぐれてきた。

今までは様子見だった子どもたちも

自分の我を出し始めてきたのである。

先週も同じことを書いたが

今週になってより一層それを感じるようになった。

遊びの場面で特にだ。

小さなトラブルが増えてきたのである。

昨年度から担任してきた子どもたちは

1年間指導してきたこともあって

譲り合ったり交換しあったりしながら遊ぶことができている。

しかし、今年度から入級してきた5年生は

自分が楽しければ周りのことは考えずに遊んでしまったり

言わなくていい一言を言ってしまったり

他の子どもたちのことを煽ってしまったりと

とにかくトラブルを引き起こしてしまう。

もちろん楽しく仲良く過ごしていることもたくさんある。

同じものを使いたかったり、数に限りがあるものを使いたかったりするときに

譲ったり分けあったりすることができないのである。

また、5年生まで通常学級で辛い思いをしてきたこともあって

話をしたり指導をしたりしようとしても

素直に聞くことができず

言い訳や相手の方が悪いと自分の非を認めることができない。

この1ヶ月間で

小さな成長は確実に感じられるものの

子どもたちの関わりの中では少し浮いた存在になってしまっている。

私の指導力不足もあるが

適切な支援を受けることができなかったり支援が遅れたりすると

それだけ子どもに与える影響は大きくなり

指導や支援が難しくなることを改めて感じた。

アメとムチを使い分けて

子どもの気持ちを大切にしながら

これから根気よく毎日コツコツと支援と指導を続けていかなければならない。

こちらがどれだけ粘れるか。

教師の仕事は即効性がないし

ギブした分のテイクがあるわけでもない。

ただ、子どもたちの成長を間近で感じられる貴重な職業だ。

こんな職業は他にはない。

これだからおもしろいのである。

だから、奥が深くやりがいがあるのだろう。

 

5月になると一気に運動会モードだ。

このゴールデンウィークはゆっくり休もうと思う。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

みなさんも良いゴールデンウィークを!