U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

感動の1日

393 特支学級記2/25木 感動の1日

 

朝、今日もあいさつ。

朝から元気に話しかけてくれるのは嬉しい。

あいさつの後、教室に向かう。

Aがまだ来ていない。

3学期初めての遅刻だ。

 

1時間目。

全員交流の時間。

Aが登校してきたが表情が良くない。

友達とのトラブルはなかった。

おそらく朝から親と揉めたのだろう。

校舎内をふらふらと歩く。

気持ちがある程度落ち着いてくると

いくつかの場所のうちの1つに自然と入っていく。

だから遠くから見守る。

落ち着いてから話を聞けばよい。

これぐらい大きく受け止めてやる。

イライラしているときに話しかけられたら

もっとイライラするからだ。

話したいタイミングがある。

教室に入って、なぜイライラしているのかを

クイズ風に聞き出した。

Aがイライラしている理由当てゲームだ。

途中ボケも入れながらやったので

1時間目が終わる頃にはいつも通りのAに戻った。

 

2時間目。

6年生を送る会。

今回は、各教室で録画した映像を見た。

卒業へ向けて

6年生たちは少しずつ気持ちが向かっていく第1歩だ。

6年生を送る会が終わりプレゼントをもらって

1ヶ月後には本当に卒業するということを実感し始めたようだ。

 

休み時間。

支援級での6年生を送る会の練習。

5年生たちがやる気満々だ。

何とも頼もしい。

その後、教室に戻ろうとすると

6年生が私のところにやってきた。

卒業制作の本棚を持ってきてくれたのだ。

よく知っていて話す子どもたちだったので嬉しかった。

みんな照れ臭そうに笑っていた。

幸せな瞬間だった。

 

3時間目。

全員交流の時間。

 

4時間目。

卒業式の練習。

いよいよ卒業式に向けて準備が始まった。

普段落ち着かないような子どもたちも

2時間目の6年生を送る会があったからか

いつもよりも真剣に取り組んでいた。

初めての証書授与の練習だった。

私が校長先生役となり1人1人に証書を渡すふりをしたのだが

感動のあまり泣きそうになってしまった。

先ほども書いたが

普段ふざけているような子どもたちが

きちんと椅子に座って、呼名されたら返事をしてと

真面目に取り組んでいるのである。

AとBは、こういうことが苦手なのでできないかなと思っていたが

自分の場所に座り、自分の出席番号のところで証書授与の練習をしていた。

立派になったな、成長したなと感動してしまって涙を堪えるのに必死だった。

これからも練習があるので

いつ泣いてもおかしくない。

 

昼休み。

また6年生がやってきた。

お世話になった先生へ花とメッセージカードを渡しにきたのだ。

こちらもよく知っていて話す子どもたち。

私が涙もろいことを知っていることもあって泣かせにきている。

いつもおふざけで話しているので

真剣に何かを言われたことが初めてだったため

ちょっとうるっときてしまった。

それがわかったのか渡すだけでいいはずのメッセージカードを

1人1人が読み始めた。

涙が溢れる寸前のところで止まった笑

 

5時間目。

学生ボランティアさんのお別れ式。

6年生の授業に入ってくれたり

休み時間や昼休みに話をしてくれたり遊んでくれたりしたボランティアさん。

たくさんの6年生の子どもたちに好かれていた。

最後はみんなで楽しく遊んでいい思い出が作れた。

お別れ式の最後に挨拶をしてもらったのだが

言葉につまるところもあり充実した時間を過ごすことができたんだなと思うと

こちらまで嬉しくなった。

子どもたちにまっすぐに向き合い

全力で関わる姿勢を大事にしなければいけないと思った。

私のクラスの子どもたちも

ごっこを毎回やってもらっていたので寂しそうだった。

 

6時間目。

ボランティアさんに来てもらい

少し子どもたちと話をしてもらった。

子どもたちもボランティアさんも嬉しそうだった。

最後にはみんなで写真を撮り、お見送りをした。

下校前には、たくさんの子どもたちがボランティアさんのところに集まり

別れを惜しんでいた。

子どもたちにとっても大きな存在となっていたし

本当に来てくれて感謝である。

4月からは、新規採用教員として他県で働くとのことなので

ぜひ頑張ってほしい。

 

今日は感動の1日だった。

卒業が近づくのは嬉しいが寂しい。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

初めての卒業学年で

今から気持ちと涙腺が危険です。