U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

境界知能とグレーゾーンの子どもたち②

382 境界知能とグレーゾーンの子どもたち②

 

 

今回は、内容について触れていこうと思う。

前回の①を読み返したが

ぼんやりしていて何が言いたいのか分からない内容だった(笑)

 

第1章 自信がもてない子を見逃すな

最初に、教室でのあるあるが描かれている。

主人公である初任者の大頭先生が

先輩教員の黒沢先生にある相談をしている。

授業中にやる気なく取り組まない

声をかけても取り組もうとしない子どもがいるという悩みだ。

どのクラスにでも当てはまる光景だろう。

私も思い当たるところがある。

なぜ、子どもがこのような態度をとってしまうのか。

それは自己防衛のためであると黒沢先生が教えている。

具体的にいうと

できないことから自分の身を守るために最初からやろうとしないし考えもせず

「僕には無理」と言ってしまうということだ。

以前、何かで読んだが

子どもの問題と思われる行動はその子にとっては適応するための行動なのである。

そういう思いを知ると

どうにかしようと奮闘するのだがそこはこの本を読んでいただきたい。

また、第1章で心に残ったところは

勘違いで友達とトラブルになってしまうということだ。

遊びの仲間に入れてほしいと近づいていったら

友達がみんな逃げていってしまったという場面。

近づいていった子どもは仲間外れにされたと感じてしまったのだが

実は、遊びが始まった瞬間でみんなが鬼から逃げた時に

たまたまタイミング悪く来てしまったのだ。

私もよく子どもたちと遊ぶので

「あー、遊びの中のトラブルは起きるなー」と思って印象に残っている。

こんな時どうすればいいかというと

トラブル対応の基本だが子どもたちから話をよく聞くことだ。

個別に話を聞くのがいい。

一緒に話を聞くこともあるが支援を必要とする子どもたちは

人が多いと素直に話せなかったり

逆に相手の話を聞いていて興奮してしまったりするからだ。

仲間外れにされたと感じた方、勘違いをしてしまった方から話を聞く。

メモをとりながら、話をきちんと聞いているという姿勢を見せて

最後にはメモを一緒に見て

これをトラブルになった友達に話して聞いてくるねと納得と安心をさせてやる。

相手方の話をまずは聞く。

もちろんメモを取りながら、確認しながらである。

話が終わり、聞き終えたら

話してくれてありがとう。よくわかったよ。

仲間外れにしたわけじゃないんだね。

実はさ、○○さんはこういう風に感じちゃったんだって。

とメモをもとに相手がどういう気持ちだったかを伝える。

話終えた後、また仲間外れにされたと感じた子のところに戻って

相手の言葉を伝える。

この頃には、クールダウンして落ち着いているので

よく話を聞くことができるようになっている。

そのあとは、少しの気まずさがあるため

教師が間に入って話をしたり遊んだりしてその溝を埋めていく。

原因を探るというより

解決するためにはどうしたらいいかと解決思考で対応することが大事だなと思った。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

読み返してみることの大切さがわかりました。

今回も読み返してみると読書記録と言いながら

自分の経験と考えを書いているだけでした笑

でも、これでいいと思っています笑