U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

成長

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特支学級記1/17  成長

 

朝、今日は旗当番の代打。

交通整理の棒を持ちながら、Aのことを迎える。

ライトセーバーだ」と楽しそうだ。

Bも時間通り来ることができた。

3学期になってから、2人とも調子がいい。

 

1時間目。

3年生と国語。

ありの行列。

石を置いたらどうなるかの続きから読んでいく。

ワークも使って学習する。

穴埋めの問題は、文章をよく見ながら視写することができた。

文字数を制限すれば

正しく丁寧に書くことができるようになってきた。

2年生の頃からの繰り返しの成果か。

語彙を広げる問いかけもする。

 知っている言葉が多いか少ないかで

生活が大きく変わる。

自分の感情を伝えることや状況を伝えること

人に説明すること、友達や人と話すこと

生きていくうえで言葉は必ず使うツールである。

だからこそ、よりよく生きていくためには語彙を増やすことが必要だ。

 

2時間目。

3年生と算数。

かけ算の筆算。

九九表を用いながら計算する。

筆算のやり方は身に着いた。

筆算で書くときに

     12

  × 25

     60  

    24  ←1つずらす

    300  

1つずらすことも迷わずできるようになった。

こういうところが以前よりもすんなり入るようになった気がする。

ただ、繰り上がりがあるのに足し忘れてしまうことが多い。

間違えることは悪いことではないことを

こういうときに伝えるようにしている。

間違えることは、成功や成長のために必要なものである。

次はがんばろう、次は気を付けようといった

前向きな考え方をなってくれたら

これから先に人生がとても生きやすくなる。

 

3時間目。

期末面談。

労いや励まし、認める言葉をかけてくれた。

これだけでとても報われる。

すごくがんばっていてよかったと思っていたら

自分が若い時はと自分の話ばかりする方も。

管理職に適している人もいればそうでない人もいることが

ここ数年でとてもわかった。

人間には、向き不向きがある。

自分に合う合わないの主観も入ってしまうが…

経験していくほどそうなってしまうものなのか。

謙虚さと向上心を忘れないようにしよう。

 

4時間目。

3年生と算数。

子どもによって学習スタイルは変えるが2時間目と同様。

1人で学習をしていて困ったときに教えてほしいタイプ

マンツーマンで話しながらやりたいタイプ

マンツーマンほどではないが適度に声をかけてほしいタイプ

いろんなタイプの子どもがいる。

 

昼休み。

下校時のトラブルでAの班の男子と話し合い。

Aには、事前に聞き取りをしたときの事実を書いたメモを渡した。

Aは、その髪を見ながら

状況の説明、自分の気持ちを伝えることができ

相手の話、先生たちの話を落ち着いて聞き

良くなかったところを認め、反省し、謝ることができた。

Aの態度と言葉に

その場にいた先生や同じ下校班の子どもたちは

驚いた様子だった。

これほどまでに堂々と落ち着いているAに

大きな成長を感じていたからだ。

子ども同士でもわかるほどの成長であった。

今までもAの成長は感じていた。

トラブルで大きな成長を感じるのはちょっとあれだが

それほどまでにAがその場にいた人たちに与える印象は大きかった。

話し合いをしながら泣きそうになってしまった。

 

5時間目。

Cと授業。

金曜日で疲れが溜まってきている。

少し落ち着かない様子。

課題を1つだけ示し

そのあとはレゴや新聞紙工作をしながら

コミュニケーションをとる。

私のクラスは知的学級だが、半分は情緒の子どもたち。

うまくやるしかない。

 

6時間目。

ABと授業。

1週間の振り返りをしたり

マンガやゲームの話をしたりゆったりと過ごす。

 

放課後。

交流担任の先生と昼休みのことを話す。

交流担任の先生もAの成長に感動し

2人で職員室で泣いてしまった。

人との出会い、めぐり逢いに恵まれた。

感謝である。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。