U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

スイッチ

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特支学級記1/15 スイッチ 

 

朝、旗当番の先生がいなかったので代わりに入る。

遠くから私のことを見つけたAは、それだけで嬉しそうだった。

こちらも嬉しくなる。

Bは、最近は自分から教室まで歩いてくるようになった。

調子が戻ってきている。

良い感じだ。

 

1時間目。

3年生とABと授業。

3年生は、まず5分間プリント学習をさせる。

勉強するスイッチを入れるためだ。

一気に集中して取り組んでいた。

その後、算数の学習を行う。

20×3、20×33のようなかけ算の学習。

苦手な人は九九表を使って考えさせる。

考えさせることが大切だ。

2位数×1位数は、スラスラと答えることができた。

2位数×2位数は、少し悩む人が多い。

特に、40×50のような問題は、0の数が多かったり少なかったりする。

ABはというと、二人で話をしながら落ち着いて過ごしている。

1時間目は、そういう時間にすることもある。

1日落ち着いて過ごすためには必要なことだ。

 

2時間目。

3年生と授業。

1時間目と同じように最初はプリントを行う。

その後は、国語だ。

ありの行列。

読みながら、子どもたちに問題を投げかける。

・1匹のありは何ありか?

・1匹のはたらきありが巣穴に戻ったのはなぜか?

・道筋を外れることなく通ったとあるが、AとBのどちらか?

 (これは絵を描いて選択させた)

話を脱線させたり、ありの行列に子どもたちを登場させたりと

楽しく授業を進めた。

最後に、ありの行列が通る道に石を置いたらどうなるか?

と子どもたちに予想させ、学習を終えた。

早く勉強したいと言ってくれたので、明日が楽しみだ。

 

3時間目。

ABと授業。

国語のワークを行う。

自分たちでやる量を決めて、取り組ませる。

やれと言われてやるよりも

自分で決めてやった方がいくらか意欲に差が出てくる。

よくやっていた。

用があって職員室に行って戻ってくると

課題を終えたはずのBがまたワークを開いてやっていた。

これには驚いた。

うんとほめる。

しかも字もとても丁寧!

さらにほめる。

当たり前ポイントも3倍にして増やす。

トークンを使ってはいるが、これで正の行動が強化されればよい。

 

4時間目。

交流の時間。

様子を見に行く。

支援員さんが1人でもついてくれれば

もっと良い学びにつながるのだが難しいところ…

 

5時間目。

CDと授業。

プリントを少しやったあと算数。

分数の足し算。

通分のかけ算に重点を置いて指導する。

かけ算九九は、すぐに出てくるようになると

生活場面で役立つことが多いように思う。

社会に出たときに必要性の高いことを考えて、授業も考える必要がある。

最後まで2人とも集中して取り組むことができた。

 

放課後。

Bの保護者に連絡する。

もちろん2時間目のこと。

学校でもうんとほめたので、家庭でもうんとほめてくださいと。

こういうことの積み重ねでスイッチが入ったりする。

良いことの連絡は、どんなことであれ保護者はうれしいものだ。

少し課題を抱えている子どもたちならなおさらだ。

子どもと担任との関係を築くとともに

家庭でも親に褒められることで家族間の関係も良いものにしていく。

少しでもほめられる場面を増やし

自信をもって、前向きに生きてほしい。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

子どもたちがいる前では何もないですが

あるベテランの方には

あの件以降、おそらく無視されています(笑)