U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

聞き上手

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特支学級記10/8

 

今日は、4年生が宿泊に行く。

朝は交通整理を行う。

こういうところで率先して働き、信頼を得る。

交通整理のあと、Aの登校指導へ。

 

朝の会。

今日もBが来ていない。

Aを朝の会に向かわせ、昇降口へ。

イライラした表情でフラフラしている。

2日連続である。

しかし、今日はすんなり支援級に来ることができた。

まだ疲れが抜けず、イライラするようだ。

 

1時間目。

全員がそろう。

漢字の読みテストを行う。

問題文には、必ず私が登場する。

内容もふざけている。

ちょっと難しくても文章を読めば推測できる問題。

子どもたちは、すべて書き写し、問われているところだけひらがなで書く。

○○先生は、大盛りのラーメンが大好きだ。

○○先生は、おおもりのラーメンがだいすきだ。

 

このような問題を3問やる。

楽しくもう少しやりたいと思わせて終わる。

そうすることで次もやる気になる。

 

その後、復習プリントを行う。

余った時間は、みんなでの交流の時間にする。

 

2時間目。

3年生と算数。

かけ算のひっ算の学習をする。

簡単にやり方を説明。

九九表を見ながら、どんどん問題に触れさせる。

繰り上がりがないひっ算は、ほぼ完璧。

自信がついたようで、かなり簡単だとドヤ顔をしている。

九九表なしでやってごらんと言うと

最初は全然余裕と言っていたが、いつの間にか手元に九九表が。

 

3時間目。

AとBの家庭科の調理実習。

米の炊飯とみそ汁づくり。

Aは、こういう活動が好きで出授業の先生に聞きながら

積極的に授業に参加している。

味噌をといだり、火加減をみたりしていた。

Bはほとんど参加できず、中庭をフラフラとしていた。

理由を聞くと、Aがムカついたと言ったり

煮干しのにおいや味噌と洗剤が混ざったにおいが嫌だったり。

何かに理由をつけ、まったくやろうとしなかった。

来週が宿泊学習で、そわそわしているのかもしれない。

 

4時間目。

3年生との授業。

 

5時間目。

Cと宿泊の話。

トイレと着替えをどうするか作戦をたてる。

 

6時間目。

5年生が全員集合。

アイロンビーズやレゴをしながら対話。

最近の楽しいことや自分の調子、困っていることなんかを聞く。

こういう時間をとることで子どもたちは安心する。

私の話は、ほとんどせず

ひたすらに聞き、質問し、リアクションをし、話を他の人にも振る。

子どもたちは話したがりが多い。

聞き上手がいれば、先に話した人がいれば

次の人も少し話すのが苦手な人も話しやすくなる。

 

大人が聴くことは本当に大切だと思う。

つい話をさえぎって自分の話をしてしまったり

いやそれは違うんじゃないかと言ってしまったり

日常の何気ない会話でも指導をしているときでも

話を聞くことができない人は子どもとの関係をうまく築けない。

自分のしてほしいことを言ったり、指示をしたりしても

普段話を聞いてくれない人から言われたら聞こうとは思わないのである。

伝え方、話し方ももちろん大切であるが

子どもと関わるときには聞き方も大切にするべきである。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。