U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

パフォーマンス✖️薬

306 特支学級記 パフォーマンス✖️薬

 

朝、いつものように立哨。

今日も寒し天気も良くない。

なんだか荒れそうな予感。

 

1時間目。

6年生と授業。

金曜日ということもあり

子どもたちも疲れている。

少し学習をして、ゆっくりと過ごす。

 

2時間目。

Eと授業。

理科のテストをやる。

教科書で復習してからやるのがいつもの流れだ。

パラパラと教科書を見て

大事なところを押さえてからテストを行う。

こういうところも

面倒がらずに頑張れるようになった。

成長しているのが嬉しい。

 

3時間目。

全員で授業。

久しぶりの5日間で

子どもたちはふわふわしていて何だか落ち着かない。

雨が降る前に外で運動してちょっと疲れさせる笑

みんなで鬼ごっこをした。

子どもたち同士で話をしながら

ルールを決めて楽しく遊んでいたのだが

鬼が2人になって捕まりやすくなったことにイライラして

Eが教室に勝手に戻ってしまう。

6年生はみんなで遊べて楽しかったと満足そうだ。

自分たちで決めたことだから

鬼に早く捕まってしまってもしょうがないと受け入れている。

本当に大人になった。

6年生がほんとに頼もしくなった。

みんなで教室に戻る。

Eは校舎内をふらふらとしていて教室にはいなかった。

見つけて教室で話を聞く。

どうやら今日は薬を飲んできていないらしい。

朝から言葉も行動も落ち着かないわけだ。

薬を飲んでいる時と飲んでいない時では

誰が見てもわかるぐらいに人が変わる。

それほどまでに薬の影響は大きい。

 

4時間目。

全員交流の時間。

 

5時間目。

ABEと授業。

出授業で教頭先生の授業をしてもらう時間なのだが

Eが心配なので空き時間を削って一緒に授業をする。

EはAとBにちょっかいを出したり

余計な話をベラベラと話したり動き回ったりと落ち着かない。

勉強もめんどくさいからやりたくないと駄々をこねている。

 

6時間目。

Eと授業。

ABが交流の体育でバスケをやると知ると

2人だけずるいと言い出す。

2人の授業を見に行きたいと騒ぎ出す。

しまいには頭や拳で窓ガラスを叩き始める。

疲れもあるが薬を飲んでいないということも大きいだろう。

普段ならありえない行動だ。

発達障害を抱える人にとって

本来のパフォーマンスを発揮するために

服薬することは必要不可欠なことだ。

特に子どものときには心身ともに発達段階で不安定だ。

対処法や予防法、感情の消化の仕方も知らない。

だから服薬することによって心の安定をさせ

その方法を教えるのである。

Eは昨年度、別の支援学級でかなり荒れていた。

そこからのスタートだったということもあり

教えることも大変だ。

月曜からまた頑張ろう。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

台風がそれてほっとひと安心です。