U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

驚き

305  特支学級記10/8  驚き

 

朝、いつものように立哨。

今日は雨が降っている上に寒い。

今日は、みんな元気に登校してきた。

元気が一番だ。

 

1時間目。

CDと授業。

昨日、Dが休んだということもあり

2人で話したいことがたくさんあるという申し出がある。

1日でそんなに話したいことがたまるものなのだろうか。

 

2時間目。

ABEと授業。

伝えにくいことの伝え方について学習した。

私の問いかけに対する発言に何度も驚かされた。

私が思っている以上に子どもたちは心も成長していた。

いくつか聞いたことを紹介する。

教科書に載っていたものや子どもたちの生活にありそうなことだ。

・友達がペットボトル専用のゴミ箱に燃えるゴミを捨てようとしていたら、なんと声をかけるか

・友達の家で遊んでいて、苦手なお菓子を出された時になんと言うか

・友達の家でペットに子どもが生まれて、赤ちゃんをあげると言われた時なんと言うか

・友達の鼻の下に鼻くそがついていたら、なんと声をかけるか

最後は、ちょっとふざけたものだったが

子どもたちは真剣に考え、答えてくれた。

言い方も優しく、言うことも友達のことを気遣っていた。

感動した授業だった。

 

3時間目。

ABと授業。

2時間目に頑張りすぎたと少し休憩。

けん玉をやったりレゴで製作したりする。

遊びは、心身の発達に良いからどんどんやるようにしている。

けん玉は、技を見て、記憶し、真似ようとやってみる。

力の調整、玉の軌道やけんの位置の調整などで空間認知能力が鍛えられる。

成功するまで何度もチャレンジすることから失敗への耐性と根気強さや粘り強さもだ。

レゴは、指先の細かな運動、イメージを具現化する力、パーツの組み合わせによる想像力など

いいことだらけなのである。

学習も遊びも一生懸命やるのがいい。

 

4時間目。

ABEと授業。

Eの総合の新聞作りを行う。

エネルギーについて取り上げ、ドラえもんの本を見ながら書いた。

こういう時にマンガ入りの本は心強い。

目次を見ながら、必要なところを探して選び

時々マンガを読んだりしながら書くことができた。

今まで見た中で1番文章を書いていた。

よく頑張っていた。

ABはけん玉に熱中していた。

こういう時はあえて止めない。

どハマりすれば一生続けられる趣味になるかもしれないからだ。

それに、何かに真剣に打ち込むという経験はさせたいからである。

 

5時間目。

全員で授業。

少し整理整頓をする。

 

6時間目。

Eと授業。

先生とたくさん話がしたいということで

ひたすら話し続けた。

最近は6年生にたくさん関わっていたので

Eには寂しい思いをさせていたのかもしれない。

反省である。

Eとたくさん話をし、一緒にけん玉の技を練習した。

Eが嬉しそうで私も嬉しかった。

途中、ABが図工の材料を持って戻ってきた。

少し手伝ってやる。

発達に凸凹のある人たちは

作りたいものと言われても想像することや考えることが難しかったり

手先が不器用でうまくできなかったりすることがあるため

図工が苦手という人が意外と多いのだ。

最後には、作品を見せに行ったので出来はどうであれOKだ。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

雨が続きます。

台風がそれてくれることを祈るばかりです。