U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

集団を味方に

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特支学級記12/11 集団を味方に

 

朝、いつものようにAの登校指導。

AもBも今日もご機嫌。

朝から笑顔でいられるのは本当にいいことだ!

 

1時間目。

3年生とABと授業。

3年生にヒントを与えて、漢字を調べる学習をさせる。

わからないときに調べること、人に聞くこと

友達と協力することができるようにするため。

3年生が調べているときに、ABと大造じいさんとガン。

全員が穏やかに学習に取り組んでいる。

心地よい空間だ。

 

2時間目。

3年生とEFと授業。

3年生は算数の復習を行う。

問題を読まずにやる人が多い。

それでなぜ問題が解けると思うのか不思議でしょうがない。

問題を読むことを教える。

Fは与えられた課題にどんどん取り組む。

Eは漢字のプリントをやっている。

すべて答えを写している。

丸をつけてほしいとのことで丸付けをする。

読めない字、適当に書いてある字には丸をつけない。

Eは表情が曇る。

「読めない字、適当に書いてある字には丸はつけません。」

と説明する。

さらに表情が曇る。

3年生に話をする。

「読めない字、適当な字って、やり直しするよね?」

全員が当たり前だという顔で「うん!」と返事をする。

これでEは何も言うことができない。

郷に入っては郷に従えだ。

それができなければ、私の教室で勉強はできない。

特別扱いはしないというメッセージを送る。

きちんと勉強するということで来たのだから

そこは責任を果たしてもらう。

Eは丸がついていない字をすべて消し

答えの紙を静かにびりびりに破った。

その後、他の支援級の子1人と支援員さんが教室に来て

勉強の終わった3年生とFと過ごし始める。

そこに交流から帰ってきたABも加わる。

楽しく過ごしている。

Eもそこに混ざろうとするが、そうはさせない。

「勉強が終わってからです。」

ときっぱり言う。

ここでもまた、周りにいる子どもたちに聞く。

「自由に過ごすのって、勉強が終わってからだよね?みんな、勉強が終わったから、自由に過ごしているんだもんね。」

全員が当たり前だという顔で「そうだよ。」と答える。

集団を味方につける。

子どもたちから言われるとこれはかなりこたえる。

すねて終わった。

 

3時間目。

EFと授業。

Fはどんどん課題に取り組む。

ほんとによくやっている。

Eは答えを見ながら、テストをやっている。

もう何でもありになっている。

なぜここまでに至ってしまったのか。

今まで指導していないのか。

 

4時間目。

交流の様子を見に行く。

 

5時間目。

ABの体育の交流についていく。

ソフトバレーボール。

2人とも楽しくやっていた。

バレーボールの動きは、非日常的なので動きがぎこちない。

途中Bが難しくてできないと言ったが

周りをよく見渡すよう声をかけ、一緒に周りを見てみると

みんながうまくできていないことに気づいた。

安心した様子。

自分だけができていないと思っていたようだ。

同じグループの友達が運動神経のよい男の子だったからだろう。

気持ちを切り替えて取り組むことができた。

自分の状況と周囲の状況を正しくとらえることができれば

落ち着いて行動することができる。

そこの指導が必要だ。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

あと2日!

 がんばろう!