U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

刺激と気づき

177 刺激と気づき

 

土曜日にサークルの例会があった。

月1回、開催してくださり本当にありがたい。

こういう機会があることは、非常に恵まれている。

良い師に出会えてよかった。

 

いつもレポートを持ってきてくださり

勉強させていただいている。

その後には、1時間の授業づくりを行う。

今回は、詩について。

与謝蕪村の有名な詩だ。

夏河の 越すうれしさよ 手に草履

それぞれどのように授業を行うか考えた。

 

私は今まで授業づくりになると

通常学級でどのように授業をするかを考えていた。

明確な子どもの姿はない。

自分のクラスを想像していないからだ。

当然、授業を作るといっても頭の中に映像が浮かばない。

この発問だと子どもたちはどんな反応をするか考えることができなかった。

子どもの姿がないのだから当たり前である。

いつもいつも消化不良で終わっていた。

 

しかし、今回は、

自分のクラスで考えればいいんだという思考になった。

突然である。

教材について、まずは調べる。

言葉の意味、季語、切れ字などである。

越すの言葉の言い換えなんかも考える。

越すでは、意味がわかりにくいからである。

いろいろと調べていくうちに

自然と発問ができ、どのように授業を展開しようか

映像が頭の中に浮かび上がってくる。

 

「はじめて授業らしくなったね」とお褒めの言葉をいただいた。

 

良い授業を作りたいという気持ちが先行していたことに

私はこの日気づくことができた。

子どもがいての授業である。

子どものための授業である。

当たり前のことに改めて気づかされた。

 

あれもやりたい、これもやりたいと勉強すればするほど

実践意欲がわいてくるが

子どもが見えなくなったらいけない。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。