U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

見えない不安

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特支学級記10/11 見えない不安

 

今日は、1年生の遠足がある。

朝のあいさつをする前に、バスが入れるように協力する。

こういうところでも信頼を得ていく。

朝のあいさつをする。

最近は外でしている。

外でしてからの方がAの登校指導へ行きやすい。

 

朝の会へ。

Aは、スムーズにいくことができた。

しかし、Bは今日も登校してこない。

月曜から5日連続。

 

1時間目。

3年生と算数の授業。

3桁×1桁のかけ算のひっ算。

繰り上がりなしは、九九表を見ながらの子もいるが完璧。

繰り上がりがあると

どうしても繰り上がりの数字を忘れてしまう子がいる。

かけ算をしてから、たし算をするという2つのことをするのは

なかなか難しい。

勉強していると保健室から内線が入る。

Bが登校し、1階の空き教室で遊んでいるとのこと。

すぐに向かう。

いきなり教室に行こうとは言わない。

Bも構えてしまうからだ。

おはようと声をかけ

何してるの?と今していることを聞いたり

していることに対して〇〇してるのかおもしろそうだね

などモニタリングをしながら、何気ない会話をし

心の距離をつめていく。

受け答えが落ち着いてきたり、私にかまってほしい行動が見え始めたら

〇〇分になったら、教室に戻るかと

そこではじめて教室に戻ろうということを伝える。

遅刻の理由やイライラの原因は、すぐに話すのは難しい。

教室に戻る途中で

遅刻の理由やイライラの原因は話したくなったら教えてと伝える。

気持ちの準備と整理をする時間が必要である。

 

2時間目。

3年生2人と国語の授業。

語彙のプリントを行う。

授業の後半は、来週のことを伝える。

来週は、5年生の宿泊学習で3日間いない。

学習することは補教の先生に伝えてあるが

子どもたちとも一つ一つ確認する。

 

3時間目。

空き時間のはずが先生が来ない。

5年生と算数の学習をする。

合同な図形。

目に見えるものは、子どもたちも考えやすい。

あっという間に学習課題を終える。

視覚からの情報の有効さを改めて知る。

 

4時間目。

3年生2人と国語の授業。

2時間目と同様。

 

昼休み。

今日はロング昼休み。

後半から5時間目にかけて中学校の支援級の子どもたちが来て

合同校外学習の話が体育館である。

体育館には、全員集合することができた。

話も子どもたちなりに聞けたと思う。

ただ5年生は落ち着きがなかった。

来週宿泊だということもあり不安や緊張が影響している。

予定よりも早く話し合いが終わり

体育館や各教室で過ごす時間を設ける。

そのとき、Bがイライラの原因や遅刻の理由を話してくれた。

宿泊に行ってゲームができなくなるのがいやだ。

お風呂やご飯が心配。

そのことで今週は遅刻していた。

と話してくれた。

宿泊のことは、繰り返し対話をしてきた。

しかし、直前になってやはり不安な気持ちは大きくなる。

Bは見えない不安と戦っていた。

初めてのことや初めての環境に適応が難しい子どももいる。

それを考慮して、話をしたり確認したりしても

心のどこかに見えない不安が存在している。

一度は安心しても

いつ見えない不安が大きくなるかはわからないのである。

 

6時間目。

宿泊学習の最後の確認。

Bも参加し、話を確認した。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

台風がすごい。

被害が少ないことを願うばかりだ。