U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

4連休だからまとめました④

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4連休だからまとめました④

 

少し時間ができたので

先日学校でやった勉強会の内容を載せたいと思う。

 

支援が難しい子どもたちの対応について話をした。

 

⑤関係ない話と子どものクスっとを引き出す

今までの指導とは反対に

関係ない話をただひたすらに話すというのも1つにある。

これは、私(教師)が原因でないときに使うことができる方法だ。

子どもが好きなゲームの話、テレビの話、アニメの話など

とにかく子どもの興味のある話をし続ける。

話をしながらも子どもの表情をよく観察し

口数が増えたり、こちらを見て話すようになったり

クスっと笑ったりしたら大成功である。

クスっとしたときには

ぼんやり話を聞いている状態から

しっかり聞いている状態になっている証拠だ。

話を聞いていなければクスっとすることはできない。

先ほど挙げたような様子が見られたら

その調子で会話を進め

自然と教室に歩いて向かっていくようにする。

もしくは

そろそろ教室の近くまで行ってみるかと声をかける。

そして、教室の近くまで来たら

どうする?か中入る?廊下にいる?ともう1度聞く。

あとは、①~④を活用する。

子どもには教室の近くまで行こうとしか言っていないので

無理に入れるようなことは絶対にしてはいけない。

近くまで来れただけで自己選択し、自己決定し行動できている。

教室まで来れたことを認めることが大事だ。

 

最後に、子どもたちの不適応行動に関して

1つだけ心の隅にとどめておいてほしいことがある。

それは

「子どもたちの不適応行動は、子どもたちにとっては適応行動である」

ということである。

子どもたちは、どうにかしよう、このままだとまずいと思って

私たちから見た不適応と言われる行動をとっている。

楽な方に流されていると感じることもあるが

子ども自身が無意識的に自己防衛するための行動である

という考え方があると、ちょっと気持ちが楽になる。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

このシリーズはこれでおしまいです。