U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

環境のちがい

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環境のちがい

 

 

分散登校3日目。

子どもは1日しか来ないが、こちらは3日目なので

少しずつ疲れが出てくる。

あと2日だ。

頑張らねば!

 

朝、いつものように昇降口に立つ。

1年生は、昇降口から下駄箱への入り方もわからない。

傘立ての場所、くつを脱ぐ場所、下駄箱の場所を

来る子ども来る子どもに教える。

1年生はここからのスタートなのか。

1年生担任の大変さとすごさを改めて感じる。

 

私のクラスには

昨年度から引き続きのCと3学期からクラスで勉強をしていたEが来た。

今日は2人だ。

横のつながりを作ることができるのはありがたい。

 

朝の会。

Cは1人で交流。

私は、Eの教室へついていく。

スムーズに教室に入ることができた。

そのまま1時間目に突入。

学活で交流の時間だ。

委員会の希望と個人写真を撮る。

少し緊張している様子だったが交流教室で過ごすことができた。

良いスタートだ。

担任に「自己紹介カードは〇〇先生と書いてきます。」と言い

支援学級に戻ることもできた。

本当にすごい!

支援学級に戻るときにたくさん話をし、たくさんほめた。

どうやら人が少なくて入りやすかったようだ。

環境が与える影響は大きい。

特に発達に凸凹のある子どもたちにとっては

ちょっとしたことで大きな要因になりうるのである。

教室に戻ると、Bも朝の会を終え戻ってきていた。

黒板に書いてあった指示をよく見て

自分で行動することができていた。

立派である。

昨年1年間で、かなり成長したと思っていたが

会わない間にさらに頼もしくなった気がする。

2人ともやることを終え

今日もストラックアウトビンゴゲームを行う。

私が小さいボール、CEチームが大きいボールを選んだ。

ゲームをしていく中でCがあることに気づき、声に出す。

「小さいボールの方が入りやすいな。」

その一言にEも納得し、ボールを交換してほしいと交渉にくる。

2人で協力したり、相談したりして

いろいろなことに気づき、ゲームを楽しんでいる。

あまり関わりのなかった2人がゲームを通して

グッと距離が近くなった。

楽しさの力はすごい。

結果、2回やって私の2敗。

3×3のマスで行ったのだが

1回戦は、子どもたち3ビンゴで私は0

2回戦は、子どもたち4ビンゴで私は0

完敗だった。

 

2時間目は、一斉下校の準備。

今日は、雨が降っていないので初めて外で一斉下校を行う。

どうなるのか心配。

2人にカラーコーンを班の数分置いてもらう。

さらに、カラーコーンに地区名と班番号の書かれたカードを貼ってもらう。

30以上ものカラーコーンとカードを準備してくれた。

2人の働きぶりを教室の窓から何人もの先生が見ていてくれ

先生方が校庭に出てきたときにほめてくれた。

かなり嬉しそうな表情をしていた。

たくさんの人が関わり、たくさんの人にほめてもらえると

自信がついて性格も前向きになる。

そういうふうにいろいろと仕組むことも大事な仕事だ。

一種のパフォーマンスである。

 

一斉下校。

時間になって放送が入る。

次々と子どもたちが校庭に出てくる。

拡声器で子どもたちに指示を出しつつ全体を見る。

班のカードを見つけて、次々に並んでいく子どもたち。

順調に並んでいき、時間より2,3分早く下校できた。

体育館と外

環境がちがうとこうも違うのかと実感した。

見つけやすさと確認のしやすさ

すべての先生が校庭に出ることによる配慮の行き届きなど

体育館とまるで違った。

1回目からこんなにスムーズにいくとは思っていなかったので

本当に驚きである。

先生方の見えないところでの配慮と校庭という環境だからだ。

ここでも環境の与える影響の大きさを感じた。

環境を整えれば

いろいろなことの生産性が高まるだろう。

気づきの多い3日間だ。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

今日で1週間ラストです。