U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

2020年

357  2020年

 

 

明けましておめでとうございます。

新年を迎えましたが、2020年を振り返ろうと思います。

 

まずは、1〜3月。

昨年度は、他の支援学級の児童も面倒を見ていたので

11人で毎日を過ごしていた。

最初から私のクラスで過ごしていた子どもたちは

情緒が安定してきて学習も生活も成長が見られ始めていた。

上の学年の子どもたちが下の学年の子どもたちの面倒を見て

とても温かい空間だった。

後から面倒を見ることになった3人は

まずは信頼関係作りから行い、ルールを教え、1からの関係づくり。

非常に難しい学級経営を行うことになったが

こういう経験はあまりすることができないので

非常に貴重な経験であった。

全員が進級に向けて頑張り、仕上げをしていたところに

新型コロナウイルスによる一斉休校。

今年定年を迎える先生方ですら

今までこんなことはなかったというほどの異例の事態だった。

何の準備もできず、子どもたちと話をすることもなく

2019年度が終わってしまった。

 

2020年度。

相変わらずの休校。

一体いつまで続くのかわからない状況。

事務仕事をしたり教室環境を整えたりと子どもたちのいない学校での仕事。

本当につまらない毎日だった。

そこから交代勤務で、家での在宅勤務も始まった。

本を読んだり、事務仕事をしたり、リモートで研修に参加したりした。

zoomが大活躍の在宅勤務だった。

zoomの研修で他県の先生方と話をすると

学校でオンライン授業をしているところもあると知った。

直接話をした方は私立校の方だったが

公立の学校でもオンライン授業を行っているところもあったようである。

同じ公立校でもこれだけの差。

日本の教育の遅れ、地域格差を改めて実感した休校期間だった。

 

休校が明け、学校が再開された。

待っていたのは、とてつもない業務量の学校だった。

子どもたちと会えたことは非常に嬉しかったが

感染症対策でいろいろな配慮が必要だった。

手洗い、消毒、机の距離をあける、換気、消毒作業、給食の配膳の配慮

職員による毎日の清掃、登下校時の距離感、密を避けるための時間割、日課の作成

挙げればキリがないほどだ。

ここに子どもたちの心のケアや普段の業務がプラスされる。

医療現場も大変だが、学校も本当に大変だった。

学校再開から1ヶ月ちょっとで2週間の夏休み。

そこまで休むことできず、8月中旬から2学期が始まった。

例年の夏休みと違い短かったので、白銀の3日間という感じはなかった。

1学期と同様に授業を行うことができていた。

今年度の私のクラスは5人。

昨年度の半分だが、かなり個性的な子どもたち。

イレギュラーが続き、情緒不安定になることも多かった。

暴言、暴力、脱走など本当に苦しそうだった。

もう6年生の子どもたちだ。

いけないということはわかっている。

それでもイライラしてしまうのである。

根気良く地道に関わり続けるしかないのだ。

11月ぐらいから子どもたちがスッと落ち着き始めた。

学習にも前向きに取り組むようになり

クラスの人間関係も非常に良い。

交流クラスでの人間関係もでき始め

支援学級、交流学級のどちらにも子どもたちの居場所ができた。

私の理想とする状態である。

交流学級の先生方と子どもたちには本当に感謝である。

本当にありがたい。

非常に良い状態で2学期を終えることができた。

 

私自身は、今年度学校全体に関わる校務分掌を任され

非常にやりがいを感じていた。

かなり難しい仕事があって

気遣いや根回しの重要性が改めてわかった。

私が苦手とする部分ではあったので

若いうちに教えてもらいながら経験できたのは非常に良い経験だったと思う。

また、子どもたちとの関わりも

学年問わず多くの子どもたちと関わることができた。

どんな子どもたちとも関われる、どんな子どもたちも関わりたくなる

そんな先生になりたいと思っている。

そんな先生が1人いれば

その先生に会いたくて学校に来てくれるかもしれない

その先生と話したくて学校に来てくれるかもしれない

クラスの子どもたちはもちろん大事にするが

うまくいかない、合わない

そういう子どもたちの拠り所になれたらなと最近思い始めた。

 

 

そんなこんなで

2020年

拙いブログを読んでくださった皆様ありがとうございました。

2021年も引き続き書き続けますので

よろしくお願いいたします。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。