U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

つなぐ③

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つなぐ③

 

①子どもたちと信頼関係を築く

②交流学級の子どもたちと信頼関係を築く

 

最後は

支援級の子どもたちと交流学級の子どもたちをつなげるのである。

交流、休み時間、給食などの時間につなげる。

教師が仲介役になるのだ。

恋のキューピットならぬ子どものキューピットになるのである(笑)

例えば、Aが鬼滅の刃が好きだったとしよう。

交流学級にも鬼滅の刃が好きなK、Oがいたとする。

Aには「そういえば、KくんとOくんも好きらしいよ」と伝える。

これと同じことをKとOにも伝える。

会話の種をまくのである。

また、給食のときの会話の中で

共通の好きなものがある子どもがいればその話題を振る。

話を聞く中で支援級の子どもに振ったり

同じグループの子どもに振ったり

〇〇さんも好きらしいよと会話の種をまいたりする。

休み時間には、交流クラスの子どもたちと一緒に遊ぶ。

一緒に楽しく遊ぶのが距離も最も縮めやすい。

鬼遊びをすることが比較的多いのだが

支援級の子ども:交流のこども=4:6ぐらいの割合で

追いかけるようにしている。

支援級の子どもたちには先生から逃げ切ったと言わせたい(笑)

交流の子どもたちは、たくさん本気で追いかけたほうが盛り上がる。

振り返ってみると

自分がいろいろ考えながら遊んでいたことに驚いている。

 

私のクラスのAとBは

4月は交流の友達と関わることがほとんどできなかった。

暴言、暴力をしてしまう2人に

交流の子どもたちは怖かったこともあるだろうし

それを2人が敏感に感じ取っていたのかもしれない。

しかし、今では休み時間に仲良く遊んでいるし

教室に行くと、自然と会話をしていたりじゃれていたりする。

これはABの2人が変わったということもあるが

交流担任の受け入れる姿勢が子どもたちに伝わったこと

交流学級の子どもたちが受け入れてくれたこと

がとても大きい。

また、交流担任に言われたのだが

「先生がいるから、みんな安心して2人と関われていると思います。何かあっても先生がいるから大丈夫という安心感。うちのクラスの子どもたちもそうだし、ABも困ったらみんなと仲良い先生に言えばどうにかなると思って安心しているから入れているんだと思いますよ。」

こう思える交流担任がすごいと思うし

そういうクラスにした交流担任がいたからこその2人の成長だ。

本当にありがたい。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

休校中の方が疲れます。