U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

Aとの戦い

343 特支学級記12/1火 Aとの戦い

 

朝、いつものように立哨。

昨日より暖かいが寒い。

 

 

1時間目。

全員交流の時間。

ABの総合の授業に行く。

ドイツの日本人学校へ勤めたことのある先生の話を聞く。

ABも興味を持って聞いていた。

あっという間の1時間。

自分の体験や経験について話をすると子どもたちは食いつく。

自己開示によってパーソナルな部分を話すことで

子どもたちとの距離はグッと縮まる。

多くの子どもたちがよく話を聞き、質問にも答えていた。

 

2時間目。

全員交流の時間。

引き続きABの交流に行こうとしたのだが

Aの機嫌が悪くなる。

面白がって聞いていたのに

「また総合で、ドイツの話かよ。ふざけんなよ。」

とぶつぶつ言いながら交流へ向かった。

2、3分経ってから私も交流へ向かう。

一緒に行くと、よりイライラしたパフォーマンスを見せるので

あえてずらしたのである。

交流につくと、やはりAの姿がない。

周囲を見渡すと

絶対に気づかれるところでAがふらふらしている。

予想通りの行動だ。

Aに気づくがAの方には行かない。

気づいて構ってほしい、そして私と話しながらイライラを募らせようとしているからだ。

あえて交流クラスに入ってBと授業を聞く。

少し経ってからAのところへ行く。

表情はそこまで悪くない。

Aが小走りで外に出る。

イライラするといつもいる場所に向かったのだ。

おそらく自分の中でイライラのスイッチを入れるつもりだ。

ゆっくりその場所に向かうと予想通り暴言を浴びせてくる。

事実と今、すべきことを淡々と伝える。

こちらが折れることもあるが今回は折れない。

今回、私は授業へ行きなさいとか

無理矢理授業へ行かせるようなことは何もしていない。

また、常日頃から

イライラしたり疲れた時には休ませてくださいと言えば

少し休んでもいいということも伝えていて

それをAは言うことができる。

だから、今回は折れなかったのだ。

はっきりとこの現状がAの課題だと伝える。

Aのイライラは収まらない。

今回は戦うと決めている。

上履きを蹴り飛ばし、私を殴ってくる。

すべて受け止める。

それを繰り返しているうちに次第に疲れてきたのか

近くの空き教室で休むとAが言ってきた。

空き教室の状況を確認してAを休ませる。

10分ぐらいしてAは落ち着き

自分から交流へ向かった。

交流での学習が終わり戻ってくると

私の方にまっすぐと近づいてきて

「さっきはすいませんでした」と謝ることができた。

立派である。

 

3時間目。

ABEと授業。

整理整頓や人権週間の標語を書いた。

 

4時間目。

全員で授業。

自立活動への準備をする。

逃走中に参加してくれた人へのカード作りと

復活ミッションのなぞなぞを見つけた。

全員がかなり意欲的に活動に取り組むことができた。

 

昼休み。

今日も鬼ごっこ

今日は他クラスの6年生も参加。

人数が多いと面白い。

 

5時間目。

Eと授業。

国語を行った。

古典芸能について学習する。

落語の映像を見た。

面白くて2人で笑いながら見ていた。

少しでも落語に親しみを持ってくれれば良い。

 

6時間目。

全員交流の時間。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

今日は天気も悪くかなり寒いです。

もうすっかり冬になりました。