いろいろなところで

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特支学級記６/１７　いろいろなところで

朝、昇降口付近で子どもたちの様子を見る。

あいさつは小さいが、話をしにくる子がいつもちらほらいる。

誰かに話したいときってある。

教室へ向かう。

教室に入ると、すぐに

Cがテンション低くイライラしながら話しかけてくる。

紙を受け取る。

家庭でいろいろあったようだ。

１時間目が支援級の時間なので

そのときにゆっくり話を聞くことにする。

Aは今日はどうだろうか。

昇降口へ再び降りると、遠くにAの影が見える。

見つけていないふりをしながら少しずつ近づき

Aが昇降口の方へ行くように誘導しながらAを探す。

作戦成功。

ちょっと話をしながら学校へ入る。

昨日のことを引きずり教室に行きたくないらしい。

と言いながらも楽しく話していると

自然と教室の方へ足が向かう。

そのまま教室へ。

なんとか教室へは入ることができた。

ここまでくれば、あとはこちらのフィールドだ。

１時間目。

ACDと授業。

Aのことを気にかけながらDの話を聞き取る。

約束を破り続けてしまい

家でいろいろと禁止になってしまっているようだ。

コロナのストレスは学校が再開したからといってなくなったわけではない。

それまでの蓄積に加えて

暑さと疲労感もあるため増している。

話を聞いていて言いたいことはたくさんあったが

こういうときは聞くに限る。

ひたすら聞き続け、体から毒素を出させる。

そうしてから、どうなったらうれしいのか

これからどうしたらいいのかといった未来の話をする。

原因を考えてネガティブになるより

少しでも解決することを考えたほうが気持ちが楽になるからだ。

Cとの話がひと段落したところで

交流からBとEが戻ってきた。

２人ともなんだかAとの間に違和感を感じる。

Bを呼び出す。

喧嘩はしていないが、昨日イライラしていたから

Aのことを気にかけてそっとしておいてあげたとのこと。

優しさだ。

大丈夫だからいつも通りAのこと遊び誘ってあげてとだけ言う。

Eを呼び出す。

Eも同じことを言っていた。

だからEにも同じように伝えた。

BもEも声をかけていた。

友達を思ってくれている。

Aは最初照れていたが

私とのかかわりながら少しずつ輪に入っていく。

完全復活だ。

「俺、このクラスでよかったわ。」と一言。

教室にいれば私のフィールドだ。

何が起きても対応できる自信が今はある。

それぐらい子どもたちと関係ができているからだ。

とりあえずひと安心。

２時間目。

CDEと授業。

スケジュールを組ませる。

課題を終えてから話をしたり

好きなキャラクターを調べたりする。

ゆっくり過ごせたようでCも表情が明るくなった。

３時間目。

全員交流の時間。

様子を見て回る。

Aが家庭科の時間に１日の過ごし方を発表している。

席に座ったまま大きな声で発表しているのだ。

ゲームばかりやっている１日だが

途中で１時間勉強の時間があった。

休日は２時間も勉強していると発表。

Aのゲームの時間に「いいなー」と言ったり

勉強の時間に「もっとやらなきゃ」と思って教室が静かになったり

半分本気半分嘘で言ったAの１日の過ごし方が

交流クラスの子どもたちへの良い刺激となっていた。

４時間目。

ABと授業。

スケジュールを組ませる。

Aは算数、Bは漢字をがんばった。

その後、Aとたくさんかかわる。

Bとももちろんかかわっている。

いつも以上に話したり、じゃれたりする時間を多くとった。

AもBもすごく嬉しそうで楽しそうだった。

給食。

ABの教室で食べる。

ABのおかけで私と話せる交流の子どもたちが増えた。

ABと私がふざけあっているやり取りを見て

なんだかおもしろそうだなと思ってくれたのだろう。

ナイスだAB！

昼休み。

今日も鬼ごっこ。

今日は誰を捕まえるか宣言しておいた。

目標は達成できたのでとりあえず満足だ(笑)

５時間目。

ABEと授業。

スケジュールを組ませる。

途中、詩の授業を私が勝手にやり始める。

リラックススペースにいながらも質問すると答える。

このまま続ける。

春の河の詩について。

同じ読み方で違う漢字があります。どれでしょう。

まったく同じ言葉２回出てきます。何でしょう。

河と川のちがいは？（絵を描き、①か②か選択させた）

あふれているのは何ですか。

これだけ聞いてもいろいろと意見を言ってくれた。

この形での授業もありかもしれないと良いヒントになった。

放課後、１件連絡。

１時間以上も話す。

７時半退勤。

今日は１３時間労働でした。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。