U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

月曜の力

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特支学級記6/8 月曜の力

 

 

今日から、本格的に1週間が始まる。

果たして、子どもも私もどこまで体力がもつだろうか。

 

朝、立哨に行く。

今日も朝から声を出してあいさつをする。

しかし、暑さと月曜日ということもあり

返ってくるあいさつの声は小さい。

私のクラスは全員登校。

何よりだ。

 

1時間目。

支援級全体での授業。

農園に野菜の苗を植えに行く。

ABEは暑さと汚れたくないという理由で遠くから見ていた。

この場にいるだけで十分だ。

昨年はいないで教室にいたことも多かった。

それだけでも成長だ。

10分いて暑さに耐えきれず教室に戻りたいとお願いをしに来た。

ちゃんと言ってから教室に戻ろうとしているのだから

これまたえらい。

さすがAだ。

昨年度からの持ち上がりのAがいることで

新しく私のクラスになった6年生のBと5年生のEが

ルールを理解しつつある。

こういうところでどんどん伸ばしていきたいところだ。

CとDは

身体計測を終えてから合流した。

2人は進んで活動に取り組んでいる。

1年生に教える姿も見られる。

できることはどんどんやらせて、うんとほめる。

伸ばせるだけ良いところは伸ばしていく。

 

2時間目。

全員が支援級の授業。

いつものようにスケジュールを組ませる。

休み明けは、ちょっとゆるめにやる。

彼らは月曜日に学校に来てるだけでも

心身ともにいっぱいいっぱいだ。

各々学習もしつつ友達と楽しく過ごしている。

 

3時間目。

全員交流の時間。

交流に行く直前になってお腹が痛いと言い始めるE。

それまでは

かなり楽しそうに過ごしていたのだが・・・

少し話をすると交流には行けると急に切り替わる。

ちょっと慣れてきて

私の出方をうかがっていたのかもしれない。

コロナの状況であるため

本当なのか謀っているのか難しいところである。

交流から戻ってきて再び話を聞くと

昨日、遅くまでゲームをしたり兄と喧嘩をしたりしていたという。

とにかく寝たいとのことだった。

結局Eは給食まで寝ていた。

その後、じっくりと話をしたが・・・。

 

4時間目。

全員交流の時間。

各教室で様子を見る。

6年生は教室が隣なので目が行き届きやすい。

ありがたいかぎりだ。

 

給食。

CDのクラスで食べようとしていたとき内線が入る。

Bが教室に入れないとのこと。

先週の給食、授業で入ることができていたのに

週明けの月曜日はどうも調子がよくない。

すぐに向かう。

恥ずかしさと緊張で入れなかったと涙ながらに話してくれた。

素直に話せるのだからえらい。

まずはそこをほめる。

そのあと、話をする。

月曜はいろいろなことが起こる。

月曜の力は恐ろしいものだ。

 

5時間目。

CDと授業。

スケジュールを組んで学習する。

スケジュールの組み方も慣れてきた。

ここから学習の進捗状況を見える化して

少しずつ自発的に学習をしようという気持ちにもっていきたい。

いくら口で言っても

自身の体験に勝る学びはない。

だからこそ、自分でスケジュールを組んで学習する経験をさせる。

1学期を通してやることで

間違いなく友達との時間や休憩時間を取り過ぎたことを

子どもたちは学ぶことになる。

それでいいし、それがいい。

その記憶があるうちに2学期がスタートする。

2学期で修正し、成功に導き、自信をつけさせる。

そして、3学期にはその成功をもとに自信をもって

取り組ませるようにするというのが狙いだ。

こんなにうまくいくのかはわからないが

そのためにファシリテートするのが私の役目だ。

 

6時間目。

完全にガソリン切れ。

暑さもあってみんな疲れ切っている。

また、久々の6時間でDが排泄を失敗してしまう。

前も後ろもすごいことになっている。

さすが月曜日の力だ。

しかし、Dも自分で処理できるようになってきている。

昨年1年かけてやったことはしっかり身についていた。

反復することの大切さを実感する。

 

そんなこんなで1日終了。

いろいろあった1日だった。

月曜日の力おそるべしである。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

今日も6時間。

健康