愛されキャラ

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愛されキャラ

分散登校８日目。

今日は、分散登校最終日だ。

１人１人とじっくり関わることができて

非常に充実した２週間だった。

朝、６年生のAが登校してくる。

声をかけるが相槌だけでスタスタと教室へ向かう。

テンションが低いのか、おふざけでやっているのか微妙なところ。

教室へ着くと少しずつ話をし出した。

どうやら眠かったようである。

朝の会。

自分で行ってこようかなと言って交流教室へ向かった。

教室には入るのは難しいが自分の意思で

そこまで行ったことがすごい。

最後には教室に入って

自分の机に置かれているプリントを取り

交流担任と話をすることができた。

昨年は、これができるまでに半年ぐらいかかったのに

もうできているのだから成長を感じる。

１時間目。

理科。

１時間参加することができた。

指名されて答えることもできた。

隣で一緒に授業を受けていて感動していた。

こうやってたっぷり関わることができれば

子どものがんばりや良いところをたくさん見つけられて

たくさんほめることができる。

ほめっぱなしの分散登校だ。

２時間目。

話をしたり、ゲームをしたり、勉強したりする。

あれやろう、これやろうが止まらない。

家では弟たちの面倒を見ているから

なかなか甘えることができないのだろう。

たくさん甘えさせ、たくさん遊ばせ、たくさんかわいがる。

笑いっぱなしの楽しい２時間目だった。

３時間目。

一斉下校の準備。

その後、木陰で話をしていた。

Aは最近キングダムにハマっている。

その話をずっとしていた。

そのうち、何人かの先生が外に出てくる。

その先生たちも一緒に話をする。

いつしかAの周りには先生たちが４，５人集まっていた。

みんなにかわいがってもらって

ほんとに嬉しそうだ。

Aは愛されキャラになりつつある。

多くの大人と関わってたくさんの愛情を感じてほしい。

Aが成長したから今の愛されキャラのAがいて

それを可愛がってくれる先生方がいる。

Aが自分でこの状況を作ったのだ。

少し難しい話かもしれないが

こういうことは伝えていこうと思っている。

まだ少し先にはなるが。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

今日はいい天気です。

ゆっくり休みます。