U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

こっちのほうが

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こっちのほうが

 

 

今日からまた分散登校が始まる。

先週は2時間授業、今週は3時間授業だ。

1時間でも

子どもたちといる時間が長くなるのはうれしい。

 

朝、立哨に行く。

いつも通るはずの何班かが通らない。

通学路が変わったのか。

教室に行くとCが1人で待っていた。

交流の人たちと早く仲良くなれれば寂しくもないのだが

関係づくりにはまだまだ時間がかかる。

少しずつつないでいくしかない。

 

1時間目。

キャリアパスポートを書く。

今年から始まったものだ。

進路や将来に関することをやったら

キャリアパスポートのファイルにとじこんでいく。

これを高校生まで使うようだ。

今年から始まったものだから

まだよくわからないところが多いが

学校現場で何か新しいことをさせるのであれば

1つ何かをやめるようにしてほしい。

今のコロナ対応でも大変だというのに

英語の教科化、プログラミングの導入、働き方改革の推進など

次から次へと新しいことが始まる。

人手が足りない、超過勤務で現場はパンクしてしまう。

教員が精神的に病んでしまう人が多い理由がわかった。

 

2時間目。

理科。

交流学級で唾液の実験。

グループで実験ができないので

担任が実験をするのを見る。

経験させられないのはつらい。

経験によって記憶に残りやすくすることができるのに。

理科や家庭科などの技能教科は学習の定着率も変わってくるだろう。

しかし

みんなで1つのものを見るのもいいなと感じた。

6年生だがみんな前のめりになって見ていた。

単純に見えにくかったのもあるかもしれないが

それでも全員が注目している光景はよかった。

 

 

3時間目。

一斉下校の準備。

なんとか天気がもったので外で一斉下校。

Cと一緒に準備をしていると

登下校で立哨をしていただいている交通指導員さんが来た。

時間になっても子どもが来ないと心配になって来たとのこと。

今日は3時間授業で下校時刻が先週より1時間遅いことを伝えた。

地域の方にこれだけ思ってもらえるのは

本当にありがたいことである。

支えられていることを実感する。

一斉下校の準備をしながら

交通指導員さんとつい話し込んでしまう。

人生経験をたくさん語ってくださった。

ネット環境が整ってきたことで直接的な会話も減り

こういう話を聞く機会もずいぶんと減った気がする。

自身が経験した話を聞くのは熱がこもっていて面白い。

良い時間だった。

また、黙々と働いているCの様子を見て

たくさんほめてくれた。

交通指導員さんと話していると何人かの先生もやってきて

一緒に話をする。

そこでもまたCの働きぶりをほめてくれた。

Cはほめられるたびに嬉しそうにし

さらに一生懸命に準備をしてくれた。

学習も大事だがこっちのほうが成長にはいいのかもしれない。

仕事をきちんとやるとほめられる

これが経験を通してわかれば

立派な職業体験だし将来にもつながると思う。

 

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

今日はあいにくの天気です。