U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

慣れ

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慣れ

 

買い物に行った時のことである。

空いている駐車場が見つからず、ぐるぐると回っていた。

よく行くお店でよく混んでいる。

その日も同じようだった。

人が横断することも多いため10km弱で走る。

用心に越したことはない。

そのときである。

「キャー」という女性の声がした。

声のする方へ眼をやろうとしたら

私の車の目の前に小さな子どもが飛び出していた。

車には気づいていない。

周りを見ずに何かに向かって一直線に走っていた。

あと少し気づくのが遅かったら

あと少し車のスピードが速かったら

取り返しのつかないことになっていた。

注意していてもこういうことが起こる。

 

子どもの飛び出しは予期せぬことだったが

私はどうだったのだろう。

確実に慣れがあったように思う。

場所への慣れ、運転への慣れだ。

勉強でも運動でも

慣れることは悪いことではない。

やり方や進め方がわかり、そこから工夫もできる。

しかし、慣れると集中力や緊張感に欠ける。

もしこうだったらという予測もしなくなる。

 

学校では

先生への慣れ、友達への慣れ、学習への慣れが必ずある。

信頼関係は築きつつもお友達にならないように

『教師』という教える師であるという立場を理解して

子どもたちと関わっていきたいものである。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

今日はいい天気です。