U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

気づく変化

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特支学級記11/8 気づく変化

 

朝、いつものようにAの登校指導。

毎日の日課になった。

Aも嬉しそうにしている。

 

1時間目。

3年生とABと授業。

AとBは、最近自分で学習内容を決めて、学習できるようになっている。

学習に取り組めたときに〇をつけている効果か。

黒板の左端に次のように書いている。

1 国語 〇

2 理科 ◎

3 算数

取り組みを評価し、見える化する。

私が評価することもあるが、自己評価にすることもある。

これが当たり前ポイントと連動し

100ポイント集まると宿題なしチケットがもらえる仕組み。

そのほかにも、1日の取り組みによって

アイロンビーズの設計図や好きなキャラクターの画像などを

印刷したりもしている。

外発的動機付けだが、取り組みがほめられ、自分でわかり

さらに他の先生からもほめられ、自己肯定感が高まっている。

それでいい。

大人だって好きなものを買うため、好きなことをするために

がんばって働いているのだから。

 

2時間目。

3年生とCDと授業。

授業をモジュール化する。

片方は復習プリントで個別学習

もう片方は、新しいことを学習する。

プリントはこまめに持ってこさせ、座っている時間を短くする。

体を動かすことで脳をリフレッシュさせる。

新しい内容を学習するときには、選択的に問うことを意識する。

例えば、5年生の大造じいさんとガンなら

うなぎつりばり作戦でガンが1羽、罠にかかる場面がある。

そのガンは、しきりばたついたという表現がある。

ここで

ガンは、痛くてばついたのですか。逃げようとばたついたのですか。

のように問うようにしている。

0から考えるのは難しい。

選択させて、その根拠を考えさせるようにしている。

 

3時間目。

ABと授業。

自分たちでプリントを行う。

もうすぐ100ポイントたまるので

私は、何度も今日は勉強しなくていいからねと言う(笑)

AとBは、「絶対やる。」

私「ほんとにやらなくていいんだよ。先生が勉強しなくていいって言うことなんかなかなかないのになー」

AとB「いや、絶対やるから。すぐ終わらすからね。」

必殺やらなくていいよ作戦!

おもしろいことにものすごくやる気になる。

勉強が終わった後、職員室に向かう。

印刷をするためである。

AもBもいい声で、職員室に入ってくる。

4月に比べたら、考えられない変化である。ほめる。

印刷が終わり、教室に戻ろうとすると

中庭で何かしている様子。

「先生、見てきてもいいですか。」

きちんと聞いてから、中庭に向かう。これもえらい。

当たり前になってきたのだから、大きな成長である。

中庭の様子を見守りながら

その場にいた支援員さんと児童指導主任と話をする。

AもBもほんとに変わったと。

表情が全然ちがうし、2人ともかわいいと。

交流でも勉強頑張ってるし、あいさつもするようになったと。

担任以外が見てもわかるほど、2人は成長している。

これほどうれしいことはない。

 

4時間目。

3年生と授業。

ちいちゃんのかげおくりについて。

天気がいいので、外に行く。

実際にかげおくりをする。

すごい!空にうつってる!

と喜ぶ子どもたち。

こういう体験をしたことは、忘れないだろう。

その後、教室に戻る。

「今日の記念写真だなあ。」という言葉を

確かに写真みたいだったと共感していた。

 

 

5時間目、6時間目

省略。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

久しぶりにサッカーも何もない土日。

のんびり過ごそう。