U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

子どもに任せても確認は必要

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特支学級記10/2 子どもに任せても確認は必要

 

今日も朝は、Aの登校指導に行く。

私の姿を見つけるなり

「〇〇先生、〇〇歳!」

と登校班の子どもたちと大合唱。

やめてくれ!

今日は、母親が途中まで一緒に登校していた。

バトンタッチし、途中から私が手をつないで、話をしながら歩いてきた。

 

1時間目。

5年生は、体育館で宿泊学習の全体指導。

朝の会から戻るとき、遠くにCが見えた。

靴を履いて飛び出していた。

児童指導の先生が引き止めてくれていて、すぐにCの元へ行く。

気持ちを落ち着かせ、校舎内に入り、支援級でクールダウン。

少し落ち着いた。

Cがそうなっているころ、AとBも、荒れていた。

もともと算数で支援級での学習の時間だったのだが

その時間がなくなるのが嫌だというのだ。

私としては嬉しいところだが

どうにか折り合いをつけて、参加してほしいところ。

交流学級も算数がなくなるのは厳しいようで

3時間目に算数の時間をとることとなった。

これで少し落ち着いた。

加えて、無担の先生、児童指導の先生が付き添ってくれたので

体育館の中にはいて話を聞くことができた。

本当に支えられている。

このとき、3年生は体育館に一番近い空き教室での学習。

復習プリントを行う。

こまめに様子を見に行くが、一生懸命学習している。

4人で教え合いながら学習している。

3年生には、本当に助けられている。

 

2時間目。

3年生2人と算数の授業。

20×3、40×2といった簡単な2位数×1位数の問題。

九九を覚えている1人は、やり方を教えるとスラスラとできてしまう。

もう1人には、九九表を渡して、取り組ませる。

計算の仕方は理解し、2人ともあっという間に課題を終える。

そこで、23×2、12×4のひっ算の学習をする。

1人は、スラスラとこれもできてしまう。

もう1人は、九九表を見ながらでスラスラと解いてしまう。

単純な計算であれば、問題なくできる。

 

3時間目。

AとBとの算数の授業。

内地留学から帰ってきた2人が好きな先生と勉強する。

いつもは、問題を見て、イラ立つBもその先生と楽しくやっている。

私は、Aと2人で学習する。

Aは学力は高い。知識も豊富である。

あっという間に解いてしまう。

課題終了後には、その先生との交流の時間。

AもBも話したくてしょうがない様子。

かわいい一面である。

2人をお願いして、3年生と5年生のCとDの様子を見て回る。

Cが落ち着かずフラフラはしていたが、みんながんばっていた。

 

4時間目。

3年生との社会の授業。

テストを行う。

問題文を読み上げて、行う。

自分で読むのは難しいところもあるが

誰かに読んでもらうと8割ぐらいは正答する。

記述問題はできないが、選択問題はおおむねできる。

学習障害か・・・

 

5時間目。

3年生と算数の授業。

こちらの3年生も20×3などの問題に取り組む。

やり方を教えると、あっという間にやってしまう。

九九表は使ったが、計算の仕方は理解している。

九九を覚えることはなかなか難しいが

表を見ながら覚えてもらいたい。

 

放課後、電話を1件。

話をしていると、薬を飲んでいないことがわかった。

本人に任せていて、確認は月1回程度だという。

9月荒れていた原因はわかった。

任せていても、確認はしっかりと行ってほしいと伝えた。

 

子どもに任せるときには、最後は必ず確認が必要である。

目で見て確認するときもあれば、口頭での確認もあるだろう。

それは任せた内容によって異なる。

確認をしないとどのようなことが起きるかというと

子どもがしだいにいい加減になってくるのである。

そこからクラスが乱れだすこともある。

任せることは、子どもの成長のために必要なことだと思う。

確認は、その成長を支えるために必要なことだと思う。

 

私自身、確認することの大切さを改めて感じた1日だった。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。