U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

週明け

特支学級記9/30

 

週明けは、かなり気を遣う。

ましてや3連休が2回続いてからの週明け。

休みが少ないという荒れが絶対に出る。

 

朝。

Aが学校に着くなり、あいつムカつくと言っている。

登校中に指導されたようだ。

しかし、朝の会にはAもBもスムーズに行けた。

 

1時間目。

月曜1時間目は、支援級みんなで体を動かす日になっている。

2学期は持久走大会もあるため、それぞれのペースで3周走る。

そのあとは、2つのグループにわかれる。

1つは校庭で活動する。

もう1つは、農園で活動をする。

好きな方を選択して活動し、全員落ち着いて過ごすことができた。

 

2時間目は、算数。

AとBとの授業。

以前は授業をモジュール化してやっていたが

AとBには合わないので、2人には違う学習方法を行っている。

国語と算数のその日にやる課題を黒板に提示し

支援級にいるときの自分の好きなタイミングで学習をするというもの。

終わらなかったら、家でやってくるというルールつき。

これが今のところうまくいっている。

アイロンビーズやレゴをやっていたり、私と話したりしているが

自分で時間を決めて、取り組むことができている。

もちろん、私がそばについて学習する。

 

3時間目は、国語。

CとDとの授業。

こちらの2人には、授業をモジュール化して行っている。

落ち着いて勉強することができた。

最近は、Dがとてもいきいきしている。

また、あいさつができるようになってきている。

お願いします、〇〇ありがとうございましたなど

何も言われずにできるようになってきたのだ。

成長を感じる。

 

4時間目は、算数。

AとBは理科の交流。

3年生との授業。

AとBは3時間目の交流のときに

近くの空き教室に行き、ほとんど学習をしなかった。

それを見るために、その空き教室で3年生と学習することがよくある。

今日もそうだった。

3年生とは安心して学習ができる。

いすに座って、勉強ができるということのありがたさを感じる。

それだけで70点はあげたいぐらいだ!

空き教室で勉強しているときには

AとBは、本人たちなりに一生懸命に授業を受けている。

見られているからがんばれるのか

見られているという恐怖でがんばれているのか。

 

給食も交流。

AとBとグループで話をしながら楽しく給食を食べることができた。

 

5時間目。

6名での学習。

5年生が最初からいた。

あとから3年生2人がやってくる。

3年生が来る前に、まずはCとDと学習する。

CとDは、やっと1学期のように学習にむかえるようになってきた。

AとBとも課題をやりたいところだが、まだ気持ちがむかない。

せかすことはしないが、声掛けはする。

そうこうしているうちに、3年生がやってくる。

3年生は復習プリントで学習。

CとDも復習プリントに取り組む。

4人の学習を見ているわけだ。

すると、3年生2人が何やら持って支援級にやってきた。

よく見ると、社会のテストである。

4人の復習プリントを見ながら

社会のテストを行う。

問題文を読み、選択肢を読み、という形で配慮しながら行う。

社会のテストが終わるころ

AとBが動き出す。

私の状況を見て、動いてくれたのなら本当にありがたい。

周りが見えるようになって、気遣いができている。

AとBの課題に取り組む。

Bは算数をやるが、問題を見た瞬間、荒れだす。

それにつられて、Aも荒れ始める。

こういうときの連鎖反応には、勘弁してもらいたい。

予想通り、休みがなくなって最悪だと始まる。

その中でも、Aは課題をやり終える。

Bはイライラが止まらず、結局終わらなかった。

 

6時間目はクラブ。

Aは行ったが、Bが行けない。

児童指導主任がBの話し相手になってくれた。

本当にありがたい。

 

下校。

Bのランドセルの中には、算数の課題が入っているのが見えた。

その場では、あえて何も言わない。

気づいていないふりをして

次の日ほめて、気持ちよくスタートできるようにする。

こんなことも考えたりしながら、子どもとかかわっている。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。