甲子園
第101回目の甲子園は、履正社高校が優勝した。
テレビで見ていたが、実にいい試合だった。
特に印象深いのは
星稜のピッチャーと履正社の4番の攻防である。
日本一という座をかけて戦っているのだが
2人が相対したとき、2人とも笑っているのである。
勝負を楽しんでいるような、野球を楽しんでいるような
2人にしかわからない特別な空間だったのである。
星稜は負けてしまったが、試合が終わっても
そのピッチャーは笑顔だった。
あいさつをしたあとには、自ら履正社の4番の元へ行き
「ナイスバッティング」
と声をかけていた。
全力を尽くしたからこその言葉であり、笑顔なのかなと思う。
自分が全力で取り組むことができるものがあるのは
本当に幸せなことである。
向上心も芽生え、少しの壁も試行錯誤して乗り越えようとする。
その過程で仲間ができる。
仕事や勉強をがんばろうと思う活力にもなる。
特別支援関係の書籍で
趣味や娯楽を見つけることが働き続けるうえで大切なことの1つ
と書かれている。
しかし、これは特別支援に限らない。
すべての人に言えることである。
いろいろなことを体験してみて、触れてみて
自分が全力で取り組むことができるものを
子どもたちにも見つけてもらいたい。
学校でも多くの体験をさせてあげたい。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。