U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

特支学級記4月26日

4月26日。

家庭訪問最終日。

 

6時40分に学校到着。

パソコンを開き、事務作業を行う。

朝の人がいない時間、頭がすっきりしているときが一番はかどる。

 

7時20分教室へ。

電気をつけ、荷物を置き、教室を掃除。

 

7時35分、昇降口へ。

子どもたちにあいさつをしながら笑顔で迎え入れる。

この時間が癒しであり、楽しい毎日の日課

子どもの表情もチェックする。

 

7時50分、こどもと一緒に教室へ。

雑談。子どもの状態をチェック。

8時5分、交流教室へ行き、朝の会。

徐々に参加できるようになってきている。

 

1時間目。

3年生2人と5年生2人。

3年生は漢字のワークで個人学習、5年生は算数。

3.142の3は0.001が〇個、0.1は0.001が〇個という問題。

例題を説明しながら行い5分、ワークの問題を5分で終了。

理解度も高い。

簡単にできたとやんちゃな2人が前向きに取り組んでいる。

良い調子である。

3年生の漢字を切り上げ、算数へ。

3×10や10×5の問題に取り組む。

説明は短く、シンプルに

0を隠す、3×1をする、0をつける

あっという間に15問解いて持ってくる。

全問正解!盛大にほめる!

まずはできる感覚を持たせ、できるようになってから思考させる。

最初から計算の仕方を考えてみようでは、難しい。

 

2時間目。

やんちゃな2人は、交流の総合。

今日はパソコン室。

1人が捕まえたトカゲをもってパソコン室へ。

交流担任がトカゲをどうするのか話している。

パソコン室内では離さない約束をして、入室していた。

こちらで話をする前に先を越されてしまった。

新たなルールを入れるのが難しくなってしまった。

連休明けに対話しながら入れていくしかない。

教室では、3年生の国語。

聞くトレーニングを行い、きつつきの商売の続きを行う。

 

3時間目。

雨のため合同体育ができず3年生4人が教室へ。

5年生の4人も来ているので、8人で授業。

空き時間であったが、これを出授業の先生1人は厳しい。

返上で授業を行う。

漢字のワークをやりつつ、2人ずつ個別に授業を行う。

あと1,2か月もすると、8人いても1人で授業ができるようになる。

今日は大変だったが、その可能性を大いに感じた。

連休明けから改めて学習の流れを確認しよう。

 

4時間目

やんちゃな2人は書写。

1人は習字セットを持って、「行ってくる」と行くことができた。

残った1人は、「めんどくさい」、「やりたくない」を連呼。

先「どうしてやりたくないの?」

子「どうせ100枚やらせるんだろ」

先「1枚です」

子「嘘つけ!学校死ね!だから学校なんていやなんだよ」

言葉は少しずつ変わるが、こんなやり取りを10分間。

この子は、頭がいいが、被害妄想と極度のネガティブ思考。

そして、これまでの積み重ねで暴言、暴力がすごい。

それでこれまで自分のやりたいことをやってきてしまった。

子どもが1番つらい。

繰り返し、丁寧に授業の仕方を説明する。

頭では理解しているのだが、出てくる言葉が真逆。

10分たって、やっと立ち上がる。

「なんで俺だけ不幸なんだ。逃走してやる。」

と言い、教室を飛び出す。

私は、習字セットを持って、交流教室へ向かう。

道順は違うが、ほぼ同じタイミングで交流教室へ到着。

先「来るって信じてたよ。やりたくないの来て、えらいな。」

子「うるさい!死ね!」

そう言いながら、交流教室へ。

ぶつぶつ言いながら習字の準備をしている。

周りの子は、ざわざわすることなく集中して取り組んでいる。

5年生、大人である。

紙をもらいに行くように話す。

もう落ち着いている。

「紙1枚ください」

正しい言葉遣いで話すことができた。立派!

見事1枚書き終える。

書写の先生は、特支に非常に理解のある先生。

取り組む様子、字を見て、ほめてくれた。

子「先生、書き終わったから終わりにしていいの?」

先「〇〇先生に聞いてきてごらん」

素直に聞きに行く。

習字道具を片付ける。

すぐに帰ろうとしたため、呼び止める。

書写の先生にあいさつをするためだ。

「ありがとうございました。」

良い表情で、体を先生のほうに向けて、あいさつできた。

教室へ戻る。

1時間の事実を改めて確認し、できたことをほめる。

これを繰り返すことで、少しずつ心の鎖を外していく。

 

5時間目。

道徳。5年生『いつも全力で』イチローさんの話である。

10分間、話を聞くことができた。

前回は5分、今回は10分、少しずつ成長している。

イチローさんのすごさを話とジェスチャーで伝えていると

子どもたちの姿勢が前のめりに!

ここだと思い

先「どうしてこんなにすごいことができたのかな?」

子「努力したから」

子「一生懸命がんばったから」

間髪入れずに反応があった。

さらに

先「努力して、がんばったんだよな。どれくらいがんばったんだろう」

子「たくさん」

子「ずっと」

先「1日めっちゃがんばって次の日休んで?それとも毎日コツコツ?」

子「毎日コツコツ」

先「毎日コツコツがんばることで大きな力になるんだな。小さなこともコツコツ続けて 

  いこうな。」

少しでも響いてくれたらうれしい。

 

 

今日は時間があったので1日分書いてみた。

約1時間かかった。

しかし、1日を振り返れるのは非常に良い!

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。