U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

濃い濃い1年

405 濃い濃い1年

 

しばらく振りの投稿になってしまった。

プライベートが充実して、書きたい欲がそこまでなかった。

 

今年度1年間も大変に濃い1年間だった。

4、5、6年の3学年で、男5人に女1人という学級。

今年度は情緒学級の担任だった。

昨年度が知的学級だったが、ほぼ情緒学級のようなものだったので

そこまで変わりはないのだが

今年度もかなりやりがいのある学級であった。

1名は、学校外の多くの機関と繋がっていて

いつ、何が起きてもおかしくないような状況だった。

1名は、母子分離ができておらず

6年生になっても毎日母親がべったりとくっついていた。

毎日授業参観なわけである。

なぜここまでになってしまったのか。

毎年毎年、かなり支援と指導が必要な子を任される。

力をかってもらっているのは嬉しいことだが

精神的な負担がかなり大きい。

それに加えて年度後半からは、1、4年の男の子を1名ずつ受け入れた。

4学年。

支援員がいなければ回すことさえ難しかった。

今年度の記録は書いておくべきだったなと今になって後悔している。

それぐらい濃い1年だった。

 

結果的に言うと

6年生は、最後には母親と離れて半日過ごすことができるようになった。

卒業式にも様々な配慮をして、参加することができた。

及第点と言ったところだろう。

もう1名は、この1年でずいぶんと落ち着いたが

生活習慣がひどく乱れ、ゲーム依存がひどく

児童相談所に保護という形で終わってしまった。

他の子どもたちは、情緒学級から知的学級や通常学級への措置がえなどあったが

みんな無事に卒業、進級することができた。

今年度1年間で

子どもだけでなく家庭、親子関係など多くのことを考えさせられた。

また、教員としてできることの限界やできないことの歯痒さ、悔しさも感じた。

学校にいる時にはいくらでも支援や指導ができるが

家に帰ってしまえばもう何もできないのである。

いかにして学校と家庭とで信頼関係を築き、協力体制を築くことができるのか

これから先の大きなテーマだ。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

これからはまた定期的に更新していきたいと思います。