U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

最近の分析

今週は、サッカーの試合もなくゆっくりと3連休を過ごしている。

そんなときだからこそ、この3週間を振り返ろうと思う。

 

2学期になり、全体的に落ち着きがない。

学習がまったくと言っていいほどできない状態である。

この原因は何か。

考えられることはいくつかある。

・長期休みで生活リズムが乱れた(ゲーム三昧)

・学校での時間的、空間的枠組みに縛られる(夏休みは自由だった)

・季節の変わり目

AとBが荒れてしまうときは、

「学校が自由時間を奪っている」

「家でゲームしたい」

こんなことを訴えてくることが多い。

 

いくつかの原因の中で、最も深刻なのが

子どもと関わる時間が減っていることである。

子どもの性格や特性から

大人に関わってほしいと思う時間は1人1人違う。

1学期は、ほとんどの子どもが落ち着いていたため

全員に関わりながらもAとBに多く関わることができ

全体的に満たされ、落ち着いて過ごすことができていた。

しかし、2学期はこの絶妙な均衡が崩れてしまった。

1週目でDがクラスに入れなくなってしまい

交流教室にあまり来ないDに対してストレスを感じたCが落ち着きがなくなった。

2週目からCが教室を飛び出したり

ちょっとしたことで大声を出したり物にあたったりするようになってしまった。

私は、Cの対応に行かなければならない。

また、交流で少しずつ授業に参加し始めたDにも付き添い、一緒に授業を受ける。

そうすることによって

今までAとBと過ごしていた時間が半分くらいになってしまった。

満たされなくなったAとBは

気をひくためにちょっとした問題行動を起こす。

悪循環である。

金曜日には

「最近、先生、全然話聞いてくれないんだよね。」

とBがぼそっと言っているのを聞いた。

 

芽が出てしまっている。

何も手を打たずにいるとやがて大きくなり

取り返しがつかないことになる。

他のクラスの先生に援けを求めたいが

うちのクラスよりもとんでもない状況。

そのクラスの子の面倒も私が見ることさえある。

支援員さんは、そっちにつきっきりで手が回ることはなさそう。

人手はない。

となると、AとBに関わる時間を確保するために

Cが落ち着けるように支援しなければならない。

Cが落ち着けるように支援するために

Dの心の安定をはかり、交流級で過ごす時間を取り戻すしかない。

 

または、限られた時間で密度濃く過ごす。

 

あと考えられるのは

好き勝手やっているある人のクラスから

支援員さんの割り振りを変えてもらうこと。

子どもたちのためにやるしかない。

 

そんなことを考えている今日この頃である。

子どもたちのためにやれることはやる。

行動する目的は、私がきついからではない。

子どもたちがよりよく過ごすためである。

ここがぶれてはいけない。

 

 本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。