U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

感性、感覚

今日は、久しぶりに暑い!

そんな中、宿泊学習の下見に行ってきた。

まだ、夏休みということもあって

家族で施設に訪れている人たちが非常に多い。

夏休みの最後を楽しんでいた。

 

見学しているときに、すてきな場面を見たので紹介したい。

私は、階段を上ろうとしていた。

私のすぐ後ろには、夫婦と小学校高学年ぐらいの男の子、幼い子供がいた。

母親がベビーカーを押しているのだが、そこには誰も乗っていない。

父親が子どもを抱きかかえていたからである。

私は、ベビーカーを運ぶのを手伝おうかなと思っていた。

(紳士的なすばらしい人間性だ!笑)

後ろの様子を伺いつつ、階段を上っていく。

その家族が階段の前まで来た。

母親は困った表情をしている。

よしっ、と思い、歩みを止めた瞬間

「ベビーカー持つの手伝おうか。」

と小学校高学年ぐらいのお兄ちゃんが母親に言ったのである。

母親は息子の一言にとても嬉しそうだった。

 

なんだ、そんなことかと思うかもしれない。

当たり前のことじゃないかと。

当たり前だと思える心は、非常に素晴らしいと思う。

では、行動に移すことはできるだろうか。

このような当たり前なことを

すぐに行動に移すことができるのは心が豊かだと私は思う。

また、こういう場面を見て

すてきだな、感動するな、優しいお兄ちゃんだなと

何かを感じ取れる感性や感覚は大事にしたいものである。

感性や感覚の鋭い人は

子どもたちの何気ない行動に気づき、それをほめてやることができる。

そんな人間でありたい、あり続けたいと思えた1日だった。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。