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小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

学校の「当たり前」をやめた④

フォレスタネットさんからのキャンペーンで学校の「当たり前」をやめた。に当選した。本との縁を作っていただき、感謝である。この本は、5章にわかれて書かれている。各章を読み終えたあとで、その章について書いていこうと思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第4章 「当たり前」を徹底的に見直す学校づくり
この章では、題の通り、学校の「当たり前」を見直すことについて書かれている。
「みんな違って当たり前」、「みんな違っていたほうがいい」
意見の相違があるのは当然のことであり
対話を通して、最上位の目的に向かって合意形成していく。
そのために、自分を発信することが重要である。
自分がどういう人間なのか、どのような教育観をもっているのかを
積極的に伝えていくのである。
自分の思いを内に秘めていて、あとになって
「あの人の意見はー」
「何が言いたいのかわからない」
などと言っても、それは自分の責任である。
だからこそ、対話を繰り返して、上位目的に向かって合意形成を図るのである。
「目的」に対して、最適化された「手段」をとるために
「当事者意識」をもって、「どうすればよいのか」考え、行動することが大切だ。
また、働き方改革に関して
△無駄な時間を減らす
〇時間をかけるべきところにしっかり取り組む
ために行うべきであると述べられている。
早く帰ることが目的ではなく、授業や子どもを丁寧に見ることが目的なのである。


学校の当たり前
これは、内側の人間には気づきにくいことである。
採用されてから、同じような仕組み、ルールの中で
少しずつ学校の当たり前に慣れてしまうからだ。
私自身もそうである。
「何のために?」
「社会でよりよく生きるために必要か?」
この意識を常に持ち続けたいところである。
本書の帯にこのような言葉がある。

何も考えずに「当たり前」ばかりをやっている学校教育が、自分の頭で考えずに、何でも人のせいにする大人をつくる。

子どもでも大人でも
常に考え続けることが大切なのである。
考え続けることで、自分自身をアップデートしていく。
何事も考える習慣を身につけていこうと思う章であった。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。