U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

ただ聞くことの大切さ

お盆休みということもあり

中学時代の友人と食事をした。

今でもこうして付き合いがあることはありがたいことである。

 

食事をしながら、昔話や近況報告をした。

友人は、お酒を飲んでいたため

しだいに日頃溜めているものがボロボロと出始めた。

いわゆる愚痴というやつだ。

友人は、同棲をしている。

そこで目についてしまう不満を話し始めたのである。

ほんとに小さいことなのだが

そういうものの積み重ねがストレスなのだという。

私には経験がなくわからないことだが

うんうん。とただただ話を聞いていた。

共感というより、受容を意識して聞いていた。

そうなんだ。

大変だね。

なかなかだね。

えらいよ。

特別何かを言ったわけではない。

話している途中にスマホをいじることもあったし

おそらく表情もまずかったと思う。

しかし、帰りに友人がぼそっと

「何かアドバイスがほしいわけではなくて、ただ聞いてくれるだけでありがたいんだよね。」

と言ったのである。

 

ただ聞く。

これは簡単なようで難しい。

話を聞いていれば、何かためになることを言ってあげなきゃと

つい口をはさみたくなってしまうものだ。

相手は、こう思っていたからそうしたんじゃないかなと

相手側の立場にたってしまうこともある。

うわっ、それは最低じゃん。それは相手が悪いよ。と

全面的に共感し、よくないところを強化してしまうこともある。

 

ただ聞くということを必要としている人もいる。

聞いてくれるだけで満たされる。

そういうかかわりを求めている人もいるということを

頭の片隅においたほうがいいだろう。

それは相手が大人でも子どもでもである。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。