U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

特支学級記5月25日

運動会シーズンの忙しさでまったく更新することができなかった。

この時期だからこそ、毎日書きたかったのだが…

 

5月25日、土曜日。

4時に起床。

軽食をとり、学校へ。

近くの中学校に車を停め、5時に学校着。

今日は運動会である。

最後の確認と準備を行う。

6時に花火が打ちあがる。

学校で朝食をとり、再度、確認と準備。

7時15分に職員の打ち合わせ。

打ち合わせ終了後、朝の自主的あいさつ運動へ。

運動会だろうと関係ない。

準備は済んでいる。

子どもたちの表情は様々である。

7時50分教室へ向かう。

みんな交流から向かうことを忘れていた。

誰もいない。

やんちゃな2人のもとへ。

AもBも来ている。表情は、にこやかで明るい。

安心して3年生の表情を見に行く。

1人来ていない。

連絡をして、開会式にはなんとか間に合った。

 

全員が開会式に並び終わって

昨日、体調不良で休んだ子どもの保護者のもとへ行く。

元気に来ていたが、今までの様子と1日の対応の確認をする。

全員無事開会式に出ることができた。

 

競技に入る。

まずは、3年生の表現。

地域の音頭とタタロチカというロシアのフォークダンスを踊る。

入場門に4人がいることを確認し、係のテントで演技を見る。

上手に踊れていた。

 

次は、5年生の団体。

やんちゃな2人を含めた4人は、みんな一生懸命に取り組んでいた。

ひと安心。

勝敗でイライラすることもなかった。

 

出発、合図の係の仕事を5,6年生と行う。

しっかり働いてくれて頼もしい。

徒競走では、度々フライングがあり、やり直した。

低学年ほどフライングが多い。

また、低学年には電子ホイッスル、中学年以上はピストルを使った。

電子ホイッスルだとイマイチ雰囲気が・・・

 

次に、3年生の団体。

追いかけ綱引き。

1回戦は男子が引き、女子がお助け。

なかなか見ごたえのある綱引きだった。

2回戦は、その逆。

まさかのお助けが来る前に決着。

本気で取り組むことからこういうことが起こる。おもしろい。

 

給水タイムをとる。

その間に、来乳児かけっこの準備をする。

ピンクの看板を掲げて、来乳児の集まる場所の目印になる役割を与えられた。

私は、看板を掲げると慎重が2mを優に超える。

続々と子どもたちが集まってくる。

他の先生方が子どもたちを並べる。

ある程度集まったが時間にはだいぶ余裕がある。

子どもたちに質問をした。

私「みんなは何歳なの?」

子「5歳!」、「6歳!」

指で数を出しながら、答えてくれる。

私「みんな50歳と60歳なんだね。」

子「ちがーーーーう!」

そう言いながら、顔はにこやかである。

前の方の子どもたちの声に後ろのほうの子どもたちが気づき

視線が一気に集まる。

来入児の数は120人くらい。

クイズを出す。

私「先生は何歳でしょう?」

20歳や30歳、150歳といろいろ出る。

大きな動きで言われた年齢の動きをする。

まだ、時間がある。

大きな看板を使って、時間をかせぐ。

看板には『来入児かけっこ』と書かれている。

私「みんな、これ読める?」

子「なんとかかけっこ!」

ひらがなを読める子がちらほら。

かけっこの文字を指さしながら、かけっこと読むことを教える。

問題は、来入児をなんと読むか。

ドラえもんクレヨンしんちゃんのものまねをしながら

タケコプターかけっこ、おらしんのすけだぞーかけっこなど

ボケにボケた。

子どもたちは「ちがーーーう」と言いながらケラケラと笑っていた。

楽しい時間だった。

 

昼休憩をはさみ、午後は5年生の表現。

はっぴを着てのソーラン節である。

やんちゃな2人もきちんと並んでいる。

「行くぞー!」の掛け声に

全員が「おー!」と言って、走って入場する。

その姿を見ただけで感動して、うるうるときてしまった。

踊り始めるともう涙が止まらない。

隊形移動をして、各クラスピラミッド型になる。

やんちゃな2人のクラスの正面で演技を見る。

一生懸命踊る2人を見て、涙の量が倍になる。

号泣である。

1年生の応援席見ていたのだが、1年生が驚いていた。

 

競技は全員がすべて参加することができた。

よくがんばった。

 

本番できるなら、練習もちゃんとやれ

親の前だけやって、ほんとずるいよね

 

そんな声もちらほらあったが、そんなことは気にしない。

子どもたちは

親にがんばっている姿を見てもらって、ほめられたいのだ。

できたことを認めてもらいたいのである。

とにかくたくさんの愛情を注いであげてほしい。

子どもたちは、それを欲しているし望んでいる。

 

閉会式から片付けでは、頑張った分の疲労とストレスが出てしまい

少しトラブルになったが、本当によくやったと思う。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。