U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

1年目

支援学級での1年目が終わった。

最初は、どうなるだろうというのが正直な気持ちだったのだが

非常に充実した1年間であった。

2年生7名

本来なら、低学年は学習意欲が極めて高い。

しかし、4月に見たときには自信がなく、不安な表情の子どもたちだった。

そこで、私はいくつかの目標を立てた。

・圧倒的な成功体験づくり

・ほめる、認めるでの自己肯定感の向上

・遊び

である。

目的は

「学校に行くと楽しいことがたくさんある」

と子どもたちが思えるようになることである。

 

1年間を終え、子どもたちの表情は本当に明るくなった。

学校で、クラスの愛称がいつのまにかつけられていて

カルガモの親子』

という何とも愛くるしい名前である。

 

日常生活や学習面で、もちろん大変なことも多くあった。

しかし、それ以上に楽しさと充実感が占めている。

支援学級だって、めちゃめちゃ楽しいのである。

何より通常学級では得られない視点、意識を得ることができたのは

自分自身にとって本当に大きいものであった。

 

これからの時代、特別支援教育の視点が

教育のベースになっていくのではないかと考えている。

これは、手の込んだ教材、教具が必要だということではなく

指示の出し方、板書の仕方、子どもの動かし方

そういった学校の中で1日に何度もある場面で必要になってくるということである。

 

だからこそ、言いたい!

特別支援学級は、クラス担任からの降格なんかでは決してない。

すべての人に理解されるべきことである。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。