子どもの気になる
給食支援に入っているときのことである。
私の学級の子どもの箸がまったく進んでいなかった。
この1年間で、給食が完食できるようになった2年生の男の子である。
完食すると、いつも私のところに来て
「先生、今日も全部食べられたよ!」
と笑顔で教えてくれる男の子。
その男の子が
給食を少し口の中に運んでは指を口の中に入れる動作を繰り返し行っていた。
私「どうしたの?」
子「歯、歯...ぐらぐらする。」
歯が抜けそうになっていることが気になって給食が食べられないのである。
「自然と抜けるまでぐらぐらするんだよ。」
と友達や通常学級の担任が話しても
気になって箸が全く進まなかった。
「ぐらぐらして、食べずらいんだね。ぐらぐらしないほうで食べてみたら?」
私からも声をかけたが、行動が変わることがなかった。
支援を必要とする子どもたちは
私たちがそこまで気にならないことでも
非常に気になってしまうものなのだと痛感した場面であった。
また、子どもに適切な声をかけられず
つらい思いをさせてしまって、非常に申し訳なく思った。
気になってしまった瞬間から子どもを救える?気にならなくするか
非常に難しいことである。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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今日は、午後から未来カフェというイベントへ参加します。