U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

サークルの例会

9月14日にサークルの例会を行った。

都合がつけば、必ず参加するようにしている。

教師になってから、ずっとお世話になっている。

尊敬する、目標となる先生方と学べるのは非常にありがたい。

 

今回は、詩の授業を1人2パターン考えた。

題材は、「ぼくは川」

素材研究を行い、授業の構想を練る。

私は次のように考えた。

 音読をした後から。

 

ぼくは川の川とは、人間であるということを押さえる。

詩全体を3つに分ける。

1つ目は、1連目。

「この人は、どんな状況ですか。」と問う。

子どもが発言したら、詩のどの言葉から考えたかを問う。

予想されるのは

一生懸命がんばっている、がむしゃらといったような前向きな内容。

2つ目は、2連目の最初の2文。

「この人は、どんな状況になりましたか。」と問う。

この後は、1連目と同じ。

予想されるのは

困難、大変、苦しんでいるといった壁にぶつかっているような内容。

3つ目は、2連目の3文目から最後まで。

「この人は、どんな状況になりましたか。」と問う。

この後は、1連目と同じ。

予想されるのは

希望に向かっている、決意をしたといった壁を乗り越えた内容。

最後に

「筆者は、この詩で何を伝えたかったと思いますか。」と問う。

 

先輩から

「これは8割の子ができる。簡単すぎる問いは、聞いても意味がない。ただ、問いがシンプルでわかりやすいのは良い。」

とご指導いただいた。

学校での指導案検討とちがって

ズバリと言っていただけるので、本当に勉強になる。

この厳しさであり優しさが自分の力になっている。

 

2つ目のプランはまとまらず。

完全に修行不足。

2つ目のプランはこうだった。

 

川として読んでいく。

じわじわひろがり

背をのばし

ここを絵で表す。

選択肢を3つ示し、

「この部分での川の様子は、どれですか。」と問う。

くねって、うねって、ほとばしりを絵で表す。

選択肢を3つ示し

「この部分での川の様子は、どれですか。」と問う。

この後も同じように続けていき・・・

とここからどうしていいのか考えてもわからなくなってしまい

時間の関係上、断念した。

 

しかし、先輩たちの授業構想でそれが見事に解決される。

あれは、嬉しさと驚きとただただすごいと思った。

 

先輩の構想はこうである。

全体を5つにわける。

じわじわひろがり

背をのばし

など各場面の川の様子を子どもたちに絵で描かせる。

絵を描かせたあと、川は人間であるということを教える。

その後、人間だったらどんな様子か

各場面を再び絵に描かせるというもの。

そんな感じで考えたかったと内心思っていた。

2つ目のプランも途中まででもいいから発表すればよかったと後悔している。

 

引き出しが多くあるというのは大事なことだ。

1人でなく何人かで考えるのは生産性の高い学びになる。

自分よりも高い人たちの中で学べるのは最高の環境である。

普段からこういうことに時間をさけるようになってくれれば

子どもも教師も伸びていくのになと思う。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。