U-----s blog

小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

密にならないクラス遊び①

395 密にならないクラス遊び①

 

 

今回は、『密にならないクラス遊び』についての読書記録。

1章から6章まであるので

2回に分けて書こうと思う。

 

まずは、第1章から第3章について。

学級開きでできる内容やちょっとした隙間時間にできる内容が書かれていた。

第1章は、お互いを知って仲良くなる遊びについて

第2章は、楽しくてクラスの雰囲気が良くなる遊びについて

第3章は、体を動かす遊びについて

それぞれの章で、印象深かった遊びについて紹介する。

第1章は、宝届けと名前ビンゴ。

宝届けは、子どもたちが折り紙などで宝を作り

そこに自分の名前を書く。

一方がその宝を隠して

もう一方が探し、見つけたら名前が書いてある人に届けるというもの。

いろいろアレンジができそうである。

宝を届けた人と自己紹介をし合うとか

好きな〇〇についてペアトークをするとかだ。

雨の日の遊びでもいい。

名前ビンゴは、3✖️3のマスに子どもたちの名前の漢字を書いて

ビンゴゲームをするというもの。

漢字の学習にもなるし友達のことを知ることもできる。

学級開きの時とかこれも雨の日の遊びにもなっていい。

 

第2章は、せーの!心を一つにとなりきりじゃんけん。

せーの!心を一つには、あるテーマを出し

それについての答えがグループで一致したら成功というもの。

クイズ番組で見たことがある。

グループ対抗でゲームできるし

総合のまとめの発表とかでも使えそうである。

ゲームをゲームとして見るだけでなく

学習でも使えそうなものは積極的に使っていくと

子どもたちの考え方の幅が広がるはずである。

なりきりじゃんけんは

3回連続であいこになったら勝ちというもの。

あいこのときは、何か有名なセリフを言って

あいこに鳴らなかったときには、あいこの時とは違うセリフをみんなで言う。

これは隙間時間にできるので

授業が早く終わったときや朝の会や帰りの会でできそうだ。

セリフのところを流行語やはやりの芸人さんのギャグなんかにすると

より盛り上がりそうである。

 

第3章は、一流の〇〇選手権とあっち(こっち)向いてホイ。

一流の〇〇選手権は、思い切りリアクションをするというもの。

恥ずかしさを捨て、思い切りやることが大切なゲームだ。

特別支援の子どもたちには

感情の表し方の学習になっていい。

大袈裟にやるとゲーム性が出て、控えめにやるとソーシャルスキルレーニングになる。

よく顔文字と感情を一致させるものがあるが

実際に表現するトレーニングにはならないので

組み合わせてやると効果的かもしれない。

あっち(こっち)向いてホイは

あっち向いてのときには、反対の方向を向き

こっち向いてのときには、同じ方向を向くというもの。

これをテンポ良く行うことでゲームがより面白くなる。

失敗に慣れるということにもなるし

意外と頭も使うので

朝のぼーっとしている時や授業の最初などに取り入れて

頭をスッキリさせてから学習に取り組むといいかもしれない。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

今日もいい天気です。

ゆっくり過ごそうと思います。

心の成長

394 特支学級記2/26金 心の成長

 

朝、今日は登校指導へ行く。

朝早く、しかも時間外はしんどいが

現場を押さえてその場で指導するのが早いし効くから

トータルの指導時間は短いからよしとする。

 

1時間目。

ABと授業。

宿題と宿題直し。

その後、教室の掃除をする。

学習や遊びで使うレゴブロックの整理整頓を行った。

私のクラスは6年生が中心なので

3月からはレゴブロックを低学年の支援級に譲るためだ。

中学校のことや今後のことを話したときに

子どもたちから

1年生とか2年生のたくさんいるクラスに譲りたいという意見が出たのだ。

こういうことが自然と出て

それを全員が納得してできるというのは本当にすごいし

心が成長したなと思う。

これは喜びそうだなとか

これはこのまま残しておいた方が使いやすいかもしれないと話しながら

レゴブロックを整理している。

もうその姿を見るだけで感動だ。

 

2時間目。

全員交流の時間。

 

3時間目。

全員での授業。

宿題と宿題直し。

その後、全員でレゴブロックの整理整頓。

1時間目と同様

この大きい板はみんなで使ってほしいねとか

大切に使ってくれるかなとか

これ懐かしいね、こんな遊びしたよねとか

下級生のことを思ったり、思い出を話したりしながら

みんなで片付けている。

片付けをしている姿を見ながら

トイストーリーみたいだなと思いつつ

今回もやはり心にグッとくるものがあった。

 

4時間目。

全員交流の時間。

 

昼休み。

今日も鬼ごっこ

最近、別の支援級と合同でやっている。

鬼も私とそのクラスの先生の2人になるので

子どもたちもだいぶ盛り上がっている。

 

5、6時間目。

全員交流の時間。

先週のABの6時間目の体育のときに

空き時間の6年生の先生が跳び箱のT2に入って教えてくれたのだが

それが嬉しかったようで

6時間目に行くときに

「先生、また跳び箱一緒にやろう。」

とその先生を誘っていた。

その先生は驚いていたが快く支援に入ってくれた。

本当にありがたい。

授業後、その先生と話したのだが

5年生の時から考えるとAさんは本当に成長しましたね。

1時間クラスに入って授業に取り組んでいるし

一生懸命練習しているし

先週も今日も終わった後にちゃんとありがとうございましたって言ってくれたんですよ。

なんかすごく感動しました。

と話してくれた。

この1、2年で本当に成長したんだなーと実感した。

また、その成長に気づいて伝えてくれる先生にも感謝である。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

来週からは面談です。

子どもたちの成長をしっかり伝えようと思います。

6年生の保護者との面談では泣いてしまいそうです。

感動の1日

393 特支学級記2/25木 感動の1日

 

朝、今日もあいさつ。

朝から元気に話しかけてくれるのは嬉しい。

あいさつの後、教室に向かう。

Aがまだ来ていない。

3学期初めての遅刻だ。

 

1時間目。

全員交流の時間。

Aが登校してきたが表情が良くない。

友達とのトラブルはなかった。

おそらく朝から親と揉めたのだろう。

校舎内をふらふらと歩く。

気持ちがある程度落ち着いてくると

いくつかの場所のうちの1つに自然と入っていく。

だから遠くから見守る。

落ち着いてから話を聞けばよい。

これぐらい大きく受け止めてやる。

イライラしているときに話しかけられたら

もっとイライラするからだ。

話したいタイミングがある。

教室に入って、なぜイライラしているのかを

クイズ風に聞き出した。

Aがイライラしている理由当てゲームだ。

途中ボケも入れながらやったので

1時間目が終わる頃にはいつも通りのAに戻った。

 

2時間目。

6年生を送る会。

今回は、各教室で録画した映像を見た。

卒業へ向けて

6年生たちは少しずつ気持ちが向かっていく第1歩だ。

6年生を送る会が終わりプレゼントをもらって

1ヶ月後には本当に卒業するということを実感し始めたようだ。

 

休み時間。

支援級での6年生を送る会の練習。

5年生たちがやる気満々だ。

何とも頼もしい。

その後、教室に戻ろうとすると

6年生が私のところにやってきた。

卒業制作の本棚を持ってきてくれたのだ。

よく知っていて話す子どもたちだったので嬉しかった。

みんな照れ臭そうに笑っていた。

幸せな瞬間だった。

 

3時間目。

全員交流の時間。

 

4時間目。

卒業式の練習。

いよいよ卒業式に向けて準備が始まった。

普段落ち着かないような子どもたちも

2時間目の6年生を送る会があったからか

いつもよりも真剣に取り組んでいた。

初めての証書授与の練習だった。

私が校長先生役となり1人1人に証書を渡すふりをしたのだが

感動のあまり泣きそうになってしまった。

先ほども書いたが

普段ふざけているような子どもたちが

きちんと椅子に座って、呼名されたら返事をしてと

真面目に取り組んでいるのである。

AとBは、こういうことが苦手なのでできないかなと思っていたが

自分の場所に座り、自分の出席番号のところで証書授与の練習をしていた。

立派になったな、成長したなと感動してしまって涙を堪えるのに必死だった。

これからも練習があるので

いつ泣いてもおかしくない。

 

昼休み。

また6年生がやってきた。

お世話になった先生へ花とメッセージカードを渡しにきたのだ。

こちらもよく知っていて話す子どもたち。

私が涙もろいことを知っていることもあって泣かせにきている。

いつもおふざけで話しているので

真剣に何かを言われたことが初めてだったため

ちょっとうるっときてしまった。

それがわかったのか渡すだけでいいはずのメッセージカードを

1人1人が読み始めた。

涙が溢れる寸前のところで止まった笑

 

5時間目。

学生ボランティアさんのお別れ式。

6年生の授業に入ってくれたり

休み時間や昼休みに話をしてくれたり遊んでくれたりしたボランティアさん。

たくさんの6年生の子どもたちに好かれていた。

最後はみんなで楽しく遊んでいい思い出が作れた。

お別れ式の最後に挨拶をしてもらったのだが

言葉につまるところもあり充実した時間を過ごすことができたんだなと思うと

こちらまで嬉しくなった。

子どもたちにまっすぐに向き合い

全力で関わる姿勢を大事にしなければいけないと思った。

私のクラスの子どもたちも

ごっこを毎回やってもらっていたので寂しそうだった。

 

6時間目。

ボランティアさんに来てもらい

少し子どもたちと話をしてもらった。

子どもたちもボランティアさんも嬉しそうだった。

最後にはみんなで写真を撮り、お見送りをした。

下校前には、たくさんの子どもたちがボランティアさんのところに集まり

別れを惜しんでいた。

子どもたちにとっても大きな存在となっていたし

本当に来てくれて感謝である。

4月からは、新規採用教員として他県で働くとのことなので

ぜひ頑張ってほしい。

 

今日は感動の1日だった。

卒業が近づくのは嬉しいが寂しい。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

初めての卒業学年で

今から気持ちと涙腺が危険です。