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小学校の先生です。特別支援学級で子どもたちと楽しく過ごしています。日々感じたことを綴っています。通常学級の経験もあり

読書記録③

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読書記録③

 

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私の尊敬する先生である須永先生の御著書である
『自主学習 THE REAL』についての読書記録を書かせていただこうと思う。

“やらせっぱなし”でも“隠れ強制”でもない 自主学習 THE REAL https://www.amazon.co.jp/dp/4183774195/ref=cm_sw_r_cp_api_i_EdHSEbCC6X4X6

気になった方は、ぜひ!


タイトルの通り
この本は、自主学習について書かれている。
第0章〜第3章の構成で
なぜ自主学習をするのかという根本的なところから
自主学習を具体的にどのように進めていくのか
やり方、アイディア、具体例、具体的場面、実際のノートなど
本当にわかりやすく納得しながら読むことができる。
非常に勉強になる1冊だ。

 

今回は、第2章について。

『2学期 それぞれの「もう一歩先」を目指す』

この章では、2学期の取り組みについて書かれている。

夏休み明け

子どもたちの多くは学校生活のほとんどを忘れている。

そのため、また0からのスタートだと覚悟する必要がある。

学級経営もそうだが自主学習も含めて

改めて確認することが大切だ。

休み明けはやることが多く忙しいが

確認は早い方が絶対にいいと私も感じている。

遅くなればなるほど後手後手に回り

長い2学期を落ち着いて過ごすことが難しくなるからだ。

 

確認ができ、自主学習の取り組みが安定してきたら

ここから少しずつ変化を加えていく。

タイトルにあるように「もう一歩先」を目指すための方略である。

それは、やりたい子できる子にどんどん先に進ませるのだ。

今までブレーキをかけていたところを開放するわけである。

ここにきて自由度を高める。

このとき大事なのは、やらせっぱなしにしないことだと

読んでいて感じた。

やりたい子できる子には、もちろん賞賛したり認める声をかける。

その一方で

悩んでいる子ややってみたいけど一歩踏み出せない子もいるのが事実。

ここをうまくつなげたり、背中を押したりと

ファシリテートしていくのが教師の大事な役割だと思った。

 

さらに、「もう一歩先」を目指すために新たな工夫をする。

これまでしていた評価に最高ランクを追加するのである。

この本では、RPGゲームに例えてその効果が説明されている。

私は、ポケモンを想像した。

 

ここで、須永先生はさらに子どもたちの熱を高める手立てを講じる。

がんばっている人のノートの共有

自分のノートの4月と今の比較

である。

自己の成長を感じるとともにもう一段階ギアを上げさせている。

目で見て、自分の成長を感じられるのは嬉しいし

何よりモチベーションにつながる。

この章でも、実際のノートが掲載されているので

その成長を感じることができる。

本当に同じ人なのかと思うほどに

学びの質が向上しているので衝撃だ。

 

この章の最後には

自主学習を授業と連動させることについて書かれている。

このような活用の仕方もあったのかと

自分の視野の狭さに気づかされた。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

次で、読書記録が最後です。

その次は、私が作った課題を紹介しよう